思考を鍛えるライティング教育
書く・読む・対話する・探究する力を育む
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「思考プロセスを支援するライティング教育」の最新知見 「レポート・論文指導」に使える豊富な事例 大学・高校・中学での「探究学習」に役立つ
「思考を鍛えるライティング教育」の目標は、変革期を生きる人間形成の基本となる、教養ある「自律した書き手」の育成にある。―序章より
「書くという学習経験を通して、考えるプロセスを支援する」ライティング教育についての最新の知見を集成。様々な観点からの実践報告と分析から、「書く力」を育むための方策を提示する。
本書の特徴 ・「書くこと」に必須の「考える」「読む」「対話する」力を育む授業例と教材を多数取り上げている。 ・初年次「アカデミック・ライティング」、高校「探究科目」に対応。 ・大学ライティングセンターによる質の高い支援事例を紹介。 ・中高大〜社会との接続まで、長いスパンで学びを支援している。
『大学教育学会誌』 第44巻第2号(2022年12月)〈書評〉(p.183-184)に書評が掲載されました。評者は、谷美奈氏(帝塚山大学)です。
まえがき(井下千以子)
序 章 思考を鍛えるライティング教育とは ─変革期を生きる人間形成の基本となる、 教養ある「自律した書き手」を育む─(井下千以子)
第T部 「考える・書く・読む・対話する力」を鍛えるライティング教育
第1章 初年次必修文章表現科目の成果と課題 ─授業設計者のための材料として─(大島弥生)
第2章 書くために必要な読解力を鍛える ─初年次科目「思考技術基礎」とライティング─ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編著者】 井下千以子(いのした・ちいこ)[序章、第5章、第6章、第7章] 桜美林大学リベラルアーツ学群教授 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科非常勤講師 日本女子大学大学院人間発達学専攻修了。学術博士。 主な著書:『思考を鍛えるレポート・論文作成法【第3版】』(慶應義塾大学出版会)、『思考を鍛える大学の学び入門─論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで─【第2版】』(慶應義塾大学出版会)、『大学における書く力を考える力─認知心理学の知見をもとに─』(東信堂)、『高等教育における文章表現教育に関する研究─大学教養教育と看護基礎教育に向けて─』(風間書房)ほか。
【著者】(執筆順) 大島弥生(おおしま・やよい)[第1章] 立命館大学経営学部教授
福 博充 (ふく・ひろみつ)[第2章] 創価大学総合学習支援センター助教
関田一彦(せきた・かずひこ)[第2章] 創価大学教育学部教授
高橋 薫(たかはし・かおる)[第3章、第10章] 創価大学学士課程教育機構准教授
杉谷祐美子(すぎたに・ゆみこ)[第4章] 青山学院大学教育人間科学部教授
柴原宜幸(しばはら・よしゆき)[第6章、第7章] 開智国際大学教育学部教授
成瀬尚志(なるせ・たかし)[第8章] 大阪成蹊大学経営学部准教授
小山 治(こやま・おさむ)[第9章] 京都産業大学全学共通教育センター准教授
佐藤広子(さとう・ひろこ)[第10章] 創価大学学士課程教育機構准教授
小林至道(こばやし・のりみち)[第11章] 青山学院大学アカデミックライティングセンター助教
中竹真依子(なかたけ・まいこ)[第11章] 学習院大学外国語教育研究センター准教授
嶼田大海(しまだ・ひろみ)[第11章] 青山学院大学アカデミックライティングセンター助教
岩ア千晶(いわさき・ちあき)[第12章] 関西大学教育推進部教授
佐渡島紗織(さどしま・さおり)[第13章] 早稲田大学国際学術院教授
小笠原正明(おがさわら・まさあき)[第14章] 北海道大学名誉教授
山地弘起(やまじ・ひろき)[第15章] 独立行政法人大学入試センター試験・研究統括官
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