ブラックアース(上)
―― ホロコーストの歴史と警告
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読売新聞 2020年9月13日(6面)言論面「あすへの考」【「帝国以後」のアメリカ】・【「再び偉大な国」 幻想と弊害】で、著者のインタビュー記事が掲載されました。 本文はこちら(有料記事です)
東欧史研究 第39号(2017年3月)の「書評」(pp.64-72)に掲載されました。評者は橋本伸也氏(関西学院大学教授)です。
みすず no.656(2017年1-2月号)の「2016年読書アンケート」にて、石原千秋氏(日本近代文学)からコメントをいただきました。
プロローグ
序 章 ヒトラーの世界
第1章 生存圏
第2章 ベルリン、ワルシャワ、モスクワ
第3章 パレスチナの約束
第4章 国家の破壊者たち
第5章 二重の占領
第6章 グレイター・イーブル
第7章 ドイツ人、ポーランド人、ソヴィエト人、ユダヤ人
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
[著者] ティモシー・スナイダー(Timothy Snyder) イェール大学教授(中東欧史、ホロコースト史)。1969年生まれ。1997年、オクスフォード大学Ph.D. ハンナ・アーレント賞(2013年)をはじめ豊富な受賞歴を誇っている。東欧をめぐる時事的問題について有力紙誌への寄稿も多い。21世紀に入ってからの主な著作として、The Red Prince: The Secret Lives of A Habsburg Archduke, 2008(『赤い大公 ―― ハプスブルク家と東欧の20世紀』、慶應義塾大学出版会、2014年); Bloodlands : Europe Between Hitler and Stalin, a History of Nazi and Soviet Mass Killing on the Lands between Berlin and Moscow, 2010『ブラッドランド ―― ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』、(筑摩書房、2015年); Sketches from a Secret War: A Polish Artist’s Mission to Liberate Soviet Ukraine, 2005.; The Reconstruction of Nations: Poland, Ukraine, Lithuania, Belarus, 1569-1999, 2003 などが挙げられる。邦訳されたものとしては他に、Tony Judt with Timothy Snyder, Thinking the Twentieth Century, 2012(トニー・ジャット『20世紀を考える』(聞き手ティモシー・スナイダー、みすず書房、2015年)がある。
[訳者] 池田年穂 (いけだ としほ) 慶應義塾大学名誉教授。歴史家、翻訳家。1950年生まれ。ティモシー・スナイダー『赤い大公 ―― ハプスブルク家と東欧の20世紀』、マーク・マゾワー『国連と帝国 ―― 世界秩序をめぐる攻防の20世紀』、ジョーン・ディディオン『悲しみにある者』(いずれも慶應義塾大学出版会、2014年、2015年、2011年)、エミー・E・ワーナー『ユダヤ人を救え! ―― デンマークからスウェーデンへ』(水声社、2010年)など多数の訳書がある。
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