▼哲学者は詩人たり得るか?
日本古典の思想性を「詩」の言葉で論じた小林秀雄――。 古今・新古今の歌に日本の哲学を見出した井筒俊彦――。
二人の巨人を交差させ、 詩と哲学の不可分性に光をあてる、清廉な一冊。
北海道新聞 2016年1月17日(12面)にて書評が掲載されました。評者は、富岡幸一郎(文芸評論家)氏です。
毎日新聞 2015年12月21日(夕刊)文化面(4面)「文芸時評 12月」にて書評が掲載されました。評者は、富岡幸一郎(文芸評論家)氏です。
新潮45 2016年1月号 Review(p. 330〜331)にて書評が掲載されました。評者は、平山周吉氏です。 本文は「読書家のための本の総合情報サイト Book Bang」でご覧いただけます。
一 言葉とコトバ
二 ランボーの問題
三 生けるムハンマド
四 美しい花
五 ロシア的霊性
六 リルケの問題
七 ベルクソンと『嘔吐』
八 二つの主著
九 継承と受容
十 それぞれの晩年
あとがき
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
若松英輔(Wakamatsu Eisuke) 1968年生まれ、慶應義塾大学文学部仏文科卒業。 2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選。 代表著作に、『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会、2011年)『魂にふれる』(トランスビュー、2012年)『吉満義彦 詩と天使の形而上学』(岩波書店、2014年)など。
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