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小林秀雄

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四六判/上製/544頁
初版年月日:2010/05/25
ISBN:978-4-7664-1738-8
(4-7664-1738-0)
Cコード:C3095
定価 2,640円(本体 2,400円)

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小林秀雄
越知保夫全作品
書評 目次 著者略歴

美と愛と聖性を鮮烈に論じた代表作「小林秀雄論」、フランス文学論,芸術論,古典論「好色と花」など、越知保夫(1911〜1961)の全作品を収録。
▼越知保夫の遺稿集『好色と花』(筑摩書房、1963年)に、未収録の詩・批評・劇作や書簡、さらには編者による小伝・年表・著作一覧を付して復刊。
▼「批評」や同人誌などで40〜50年代に評論家・詩人として活動した越知は、特に一連の小林秀雄論が秀逸。吉田健一らにその才能を認められ、遠藤周作や須賀敦子に影響を与えた。近代のシニスムを打破する者として小林を捉えるなど、独自の小林秀雄論を展開。

本書は、日本図書館協会選定図書です。

新版が、2016年1月に刊行されました。


トランスビューさんによる
「霊性を探究する気鋭の批評家 若松英輔
『神秘の夜の旅』刊行記念 連続講演」が開催します。
詳細はこちらをご覧ください。




書評

いける本・いけない本 第13号(2010年冬)(21頁)にて紹介されました。
三省堂書店公式ブログ 神保町の匠-生きづつける本に書評が掲載されました。

目次

第T部
小林秀雄論
近代・反近代――小林秀雄「近代絵画」を読む
小林秀雄の『近代絵画』における「自然」
ルオー
    
第U部
ルウジュモンの『恋愛と西洋』を読む
『恋愛と西洋』に対するサルトルの批評について
「あれかこれか」と「あれもこれも」――ダーシーの『愛のロゴスとパトス』を読む
ガブリエル・マルセルの講演

第V部
道化雑感
宇野千代の『おはん』
チエホフの『三人姉妹』
モスクワ芸術座のリアリズム
クローデルの ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

越知保夫(おちやすお) 
1911年,大阪市西淀川区姫島生まれ。批評家・詩人。
暁星小学校でカトリックの洗礼を受ける。東京第一高等学校から東京帝国大学文学部仏文科へ進学。高校のころから吉満義彦に師事する。大学に進学後,左翼運動に参加し,投獄。その後,文学活動をはじめ,1940年から43年の間,吉田健一や中村光夫らが参加した雑誌『批評』に詩を発表。翻訳(共訳)に,エマニュエル・ムーニエ『人格主義』(1953年),ヴァン・デル・メールシュ『人間を漁るもの』(1954年),ギュスターヴ・ティボン『二人での生活』(1960年)がある。1954年から晩年にかけて,同人誌『くろおぺす』に小林秀雄論やジョルジュ・ルオー論,フランス文学論,演劇論,日本の古典論などを発表。1961年没。没後2年,遺稿集『好色と花』(1963年)が筑摩書房から刊行された。

若松英輔(わかまつ えいすけ)
1968年、新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒。『越知保夫とその時代』で第14回三田文学新人賞評論部門当選。その他の作品に「小林秀雄と井筒俊彦」「須賀敦子の足跡」など。『読むと書く――井筒俊彦エッセイ集』(編集および解題、慶應義塾大学出版会、2009年)。2009年から2010年まで三田文学に「井筒俊彦――存在とコトバの神秘哲学」を連載。 「井筒俊彦入門」を連載中(「ウェブでしか読めない」、慶應義塾大学出版会HP)。

定価2,640円 (本体:2,400円)
品切・重版未定
【次の書店でも購入可能です。】
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