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評伝 奥山春枝

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四六判/上製/306頁
初版年月日:2010/10/15
ISBN:978-4-7664-1776-0
(4-7664-1776-3)
Cコード:C3021
定価 4,620円(本体 4,200円)

評伝 奥山春枝
近代起業家の誕生とその生涯
目次 著者略歴

慶應義塾の精神が育てた、ある実業家の肖像。
▼明治初年に山形県上山に生まれ、慶應義塾で学んだのちに、ビル・ブローカーとして生きた実業家の非凡な生涯。若き日の友人、実業界の同志と語らいながら、したたかに、柔軟に時代を駆け抜けたその姿を、第2次世界大戦前における日本資本主義の盛衰を背景に、生き生きと描き出す。
▼大量の資料をもとに明治〜昭和を生きた無名の一個人を描ききった異色の伝記。



『評伝 奥山春枝――近代起業家の誕生とその生涯』
本書の「はしがき」を掲載しましたので、ぜひご覧ください。

目次

 はしがき

はじめに
 (一) 出羽国上山から上京した青年
 (二) 政治の時代
 (三) 醒めた目

第一章 故郷における幼年時代
 (一) 母と祖母と
 (二) 小学校時代
 (三) 仙台の叔父
 (四) 新設の中等教育機関 東華学校

第二章 仙台東華学校時代
 (一) 東華学校のカリキュラム
 (二) 教職員と学費
 (三) 在学中のノート
 (四) キリスト教の影響
 (五) 東京への進学
 (六) 東華学校の終焉

第三章 慶應義塾時代
……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

坂井達朗(さかい たつろう)
慶應義塾大学名誉教授
1938年、東京生まれる。1968年、慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。
主要業績に、『福沢諭吉書簡集』全9巻(共編、岩波書店、2001〜03年)、英国王立国際問題研究所『敗北しつつある大日本帝国』(翻訳、刀水書房、2007年[原著1945年])、「戸田家族理論の一つの理解の仕方―有賀・喜多野論争を手がかりとして―」(『三田学会雑誌』1990年3月)、「時事新報の社説執筆者に関する一つの考察」(『同志社法学』59巻2号、2007年7月)などがある。

定価4,620円 (本体:4,200円)
品切・重版未定
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