独立した個人個人による自律的な社会を達成するために、経済のあるべき姿を説いた、福澤諭吉の経済論集。 技術の発明が文明化をうながすとし、その重要性を説いた『民情一新』、経済学の初学者向けの教科書『民間経済録』、実業社会の現状を痛烈に批判し、実業家の意識改革をうながした『実業論』など、福澤思想の根幹となる社会・経済に関する主要著作を収録。


毎日新聞 2006年5月7日朝刊「書評(この人・この3冊)」欄(9面)で紹介されました。

口絵
凡例
民情一新
民間経済録
民間経済録 ニ編
通貨論
通貨論[時事新報]
尚商立国論
実業論
解説 小室正紀
索引
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
1949年生まれ。1973年慶應義塾大学経済学部卒業、1978年同大学院経済学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学経済学部教授、経済学博士。『福澤諭吉書簡集』(全9巻、岩波書店、2001〜)編集委員。
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