[コンパクト版で読む福澤諭吉の本]
新字・新かなを使用した読みやすい表記、わかりやすい「語注」「解説」による編集。
自伝文学の白眉「門閥制度は親の敵(かたき)で御座る」。 臨場感あふれる筆致で描く、痛快な人生。
時代を超えて読み継がれる自伝文学の白眉、『福翁自伝』。心血を注いだ著述・翻訳活動に対する思いを綴った『福澤全集緒言』。次世代に託した福澤の「遺言」ともいえる最晩年の2著作を収録。
※本書は、2003年11月、当社から福澤諭吉著作集(全12巻)の第12巻として刊行されたものです。 ▶福澤諭吉著作集全12巻についてはこちら
福翁自伝 幼少の時 長崎遊学 大阪修業 緒方の塾風 大阪を去て江戸に行く 始めて亜米利加に渡る 欧羅巴各国に行く 攘夷論 再度米国行 王政維新 暗殺の心配 雑 記 一身一家経済の由来 品行家風 老余の半生 福澤全集緒言 唐人往来 華英通語 西洋事情 雷銃操法 西洋旅案内 窮理図解 洋兵明鑑 議事院談 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】 松崎欣一(まつざき きんいち) 1939年生まれ。1963年慶應義塾大学文学部史学科(国史専攻)卒業。1965年同大学大学院文学研究科修士課程修了。1965〜2005年慶應義塾志木高等学校教諭、1996〜2005年慶應義塾福澤研究センター副所長。慶應義塾名誉教諭、慶應義塾福澤研究センター顧問、(社)福澤諭吉協会常務理事。 主な編著作に、『三田演説会と慶應義塾系演説会』(慶應義塾大学出版会、1998)、『福澤諭吉論の百年』(共編、慶應義塾大学出版会、1999年)、『江戸町触集成』(全19巻、共編、塙書房、1994〜2003)、『福澤諭吉書簡集』(全9巻、共編、岩波書店、2001〜2003)、『福澤諭吉の手紙』(共編、岩波文庫、2004年)、『語り手としての福澤諭吉―ことばを武器として―』(慶應義塾大学出版会、2005)など。
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