[コンパクト版で読む福澤諭吉の本]
新字・新かなを使用した読みやすい表記、わかりやすい「語注」「解説」による編集。
円熟の境地「人生は至極(しごく)些細(しさい)なるものにして蛆虫(うじむし)に等し」。人生を一時の戯れと捉えながらも、真剣に生きることこそ「独立自尊」の主義だと説く、福澤が達した円熟の境地。自らの人生哲学を綴った晩年のエッセイ集。
※本書は、2003年1月、当社から福澤諭吉著作集(全12巻)の第11巻として刊行されたものです。 ▶福澤諭吉著作集全12巻についてはこちら
口 絵
凡 例
福翁百話 宇 宙 (一) 天 工 (二) 天道人に可なり (三) 前途の望 (四) 因果応報 (五) 謝恩の一念発起すべきや否や (六) 人間の安心 (七) 善悪の標準は人の好悪に由て定まる (八) 善は易くして悪は難し (九) 人間の心は広大無辺なり (十) 善心は美を愛するの情に出ず (十一) 恵与は人の為めに非ず (十二) 事物を軽 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
服部禮次郎(はっとり れいじろう) ※服部氏の「禮」の字は正しくはネへんに豊です。 1921年、東京生まれ。1942年、慶應義塾大学経済学部卒業。現在、セイコーホールディングス株式会社名誉会長。学校法人慶應義塾理事・評議員。慶應連合三田会会長。社団法人福澤諭吉協会理事長等、多くの役職を兼務。
|