ミリオンセラー『経済のニュースがよくわかる本』の細野真宏氏 推薦! 権丈さんとは、総理直轄の「社会保障国民会議」で初めて出会ったのですが、権丈さんが中心になったこの会議は本当に画期的な成果を残したと思います。年金、医療、介護など、間違いだらけの社会保障の現実が、会議の模様を通して、この本で初めて明かされます!ここまで論理的に正しい本は、世の中にほとんどないと思います。
社会保障重視派こそが、一番の成長重視派に決まっているだろう! 今回の舞台は社会保障国民会議。気づいてみれば、すべての分科会に登場し、「社会保障を充実させて、内需主導型の経済へと体質改善を!」と説いてまわる。 崩壊する医療介護に、不信高まる年金に、疲弊する地方に、そして手付かずの少子化に、この処方箋が効く! ▼年金財政/医療・介護費用シミュレーションを巡る攻防、公的保険と私的保険をめぐる激論など、著者が委員を務めた社会保障国民会議での議論の様子を克明に描写。 ▼経済不況、医療の崩壊、地方の疲弊・・・。ますます混迷を深める日本社会に「積極的社会保障政策」という内需主導型の新たな経済成長論を展開する。
みずほ年金レポート 2009年9/10月号「書架」で紹介されました。
週刊社会保障 2009年8月24日号で紹介されました。
老健(月刊 全国老人保健施設協会機関誌) 2009年8月号「BOOK REVIEW」(83頁)で紹介されました。
第1部 社会保障国民会議 親会議のことなど 第1話 社会保障国民会議はどうなると思う? 第2話 もし福澤諭吉の租税論を伊藤博文たちが打ち消していなければ 第3話 社会保障財政シミュレーションについて 第4話 この国の民主主義が一歩前進か ――前原民主党前代表の民主党マニフェスト批判 第5話 社会保障重視派こそが一番の成長重視派に決まっているだろう ――積極的社会保障政策という景気対策 第6話 いま、政界で何が起こっているのか? ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
権丈善一(けんじょう よしかず) 慶應義塾大学商学部教授 博士(商学) 1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、2002年より現職。2008年社会保障国民会議委員、2009年現在、社会保障審議会年金部会、高齢者医療制度に関する検討会に所属。 主要業績に、『医療政策は選挙で変える――再分配政策の政治経済学W【増補版】』(慶應義塾大学出版会、2007年)、『医療経済学の基礎理論と論点(講座 医療経済・政策学 第1巻)』(共著、勁草書房、2006年)、『医療年金問題の考え方――再分配政策の政治経済学V』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『年金改革と積極的社会保障政策――再分配政策の政治経済学U』、(慶應義塾大学出版会、2004年、労働関係図書優秀賞受賞)『再分配政策の政治経済学T――日本の社会保障と医療――[第2版]』(慶應義塾大学出版会、2005年〔初版2001年、義塾賞〕)、翻訳としてV.R.フュックス著『保健医療政策の将来』(共訳、勁草書房、1995 年)などがある。
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