医療介護の一体改革と財政
再分配政策の政治経済学Y
|
▼本当になすべき改革はここにある!
「医療介護の一体改革」の言葉を生んだ制度改革のキーパーソンが、一連の改革過程をたどりながら、社会保障の意義と役割、制度の仕組みと改革の概要、さらに医療と政治経済との関わりを平易に解説。そして、誰もが安心して暮らせる地域社会づくりに向け、喫緊に取り組むべき課題を提示する。
日医ニュース H28.2.5号 書籍紹介コーナーでご紹介いただきました。
はじめに 医療介護一体改革 関連年表
第T部 賽は投げられた ―― 競争から協調の時代への第一歩 ――
第1講 医療介護一体改革の政治経済学 ―― The die is cast, it’s your turn next The die is cast ―― 賽は投げられた 国のガバナンス問題 医療政策を取り巻く財政問題 所得再分配制度としての社会保障制度 医療者と保険のかかわり方 税と社会保険料の政治経済学 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
権丈 善一(けんじょう よしかず) 慶應義塾大学商学部教授 博士(商学) 1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年同大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。この間、1996年〜1998年ケンブリッジ大学経済学部訪問研究員、2005年ケンブリッジ大学ダウニングカレッジ訪問研究員。 公務では、社会保障審議会、社会保障国民会議、社会保障制度改革国民会議、社会保障制度改革推進会議の委員や社会保障の教育推進に関する検討会の座長など、他にもいくつか引き受けたり、いくつかの依頼を断ったり、また、途中で辞めたり。 主要業績に、『年金、民主主義、経済学 ―― 再分配政策の政治経済学Z』(2015年)、『社会保障の政策転換 ―― 再分配政策の政治経済学X』(2009年)、『医療政策は選挙で変える ―― 再分配政策の政治経済学W[増補版]』(2007年〔初版2007年〕)、『医療年金問題の考え方 ―― 再分配政策の政治経済学V』(2006年)、『年金改革と積極的社会保障政策 ―― 再分配政策の政治経済学U』(2004年、労働関係図書優秀賞)、『再分配政策の政治経済学T ―― 日本の社会保障と医療[第2版]』(2005年〔初版2001年、義塾賞〕)(以上、慶應義塾大学出版会)、『医療経済学の基礎理論と論点(講座 医療経済・政策学 第1巻』(共著、勁草書房、2006年)、翻訳としてV. R. フュックス著『保健医療政策の将来』(共訳、勁草書房、1995年)などがある。
|