参院選を控え、緊急出版。 ▼医療制度・年金制度のあるべき姿を説き、「再分配政策の政治経済学」シリーズでコアなファン(?)にお馴染みの気鋭の経済学者が、 ウェブページで掲載したここ1年の学界・政界・メディアウォッチングと自身の社会保障政策論を書籍化。 ▼「医療・介護、保育・教育サービスを、所得・地域・年齢・性別にかかわらず皆が自由に使える『共有地』のようにしよう!」と呼びかける著者が、今日の政治に対して辛口しかしユーモラスに切り込む痛快エッセイ集。 ▼初めてご覧になる方はもちろん、ウェブ連載を愛読されてきた皆さんも、連載マンガが単行本になった時のような楽しみを是非味わってください。・・・なお、本書刊行後も権丈教授のウェブ連載は続いております。年金騒動などなど喧しい昨今、「いま、何が起こっているのか?」を教えてくれること、請け合いです。
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週刊東洋経済 2007年9月8日号「特集・老後“不安”大国」で著者インタヴュー(63頁)が掲載されました。 週刊東洋経済 2007年9月1日号「書評」欄(133頁)で紹介されました。 経済セミナー 2007年9月号「新刊書紹介」欄(98頁)で紹介されました。 週刊エコノミスト 2007年8月28日号「書評」欄(54頁)で紹介されました。 週刊文春 2007年8月16・23日号 宮崎哲弥「仏頂面日記」(145頁)で再び紹介されました。 週刊文春 2007年8月9日号 宮崎哲弥「仏頂面日記」(110頁)で紹介されました。 日経メディカル 2007年7月号「新刊」欄(192頁)で紹介されました。
●忙しいあなたのために――ともかく、これだけは読んでください 01 日本の社会保障と医療――小さすぎる政府の医療政策 02 医学部人気と医療崩壊の間にある政治の無責任
●第1部 医療問題を考える 勿凝学問48 なぜ医師不足が生じたのか?――不確実性への無理解が生む社会保障論の混乱 勿凝学問51 自由、それとも無策?――一県一医大構想、自由競争の帰結 勿凝学問52 サッチャリズムを手本とする四半世紀遅れの日本と今日のイギリスとの比較政治経済研究はどうだろうか? ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
権丈善一(けんじょう よしかず) 慶應義塾大学商学部教授 博士(商学) 1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。 主要業績に、『医療経済学の基礎理論と論点(講座 医療経済・政策学 第1巻)』(共著、勁草書房、2006年)、『医療年金問題の考え方――再分配政策の政治経済学V』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『再分配政策の政治経済学I――日本の社会保障と医療[第2版]』(慶應義塾大学出版会、2005年〔初版、2001年、義塾賞〕)『年金改革と積極的社会保障政策――再分配政策の政治経済学U』(慶應義塾大学出版会、2004年、労働関係図書優秀賞)、翻訳としてV. R. フュックス『保健医療政策の将来』(共訳、勁草書房、1995年)などがある。
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