〈妻〉は絶滅の危機に瀕した種か? 〈妻〉という概念のルーツはどこにあるのか? 〈妻〉たちに影響を及ぼす法律や慣習はいかに受け継がれてきたのか? どのような〈妻〉らしさのパターンが、今日的情景に編み込まれてきたのか? どの糸が持ちこたえ、どの糸が切れてしまったのか? 過去と現在の照らし合わせから、新しい〈妻〉のイメージを描き出す。


クレヨンハウス通信 2006年10月号で紹介されました。 図書新聞 2006年7月29日発行 第2784号で紹介されました。 出版ニュース 2006年6月中号(25頁)で紹介されました。 朝日新聞 2006年6月4日朝刊「読書」欄(15面)で紹介されました。VOGUE 2006年7月号「book」(239頁)で紹介されました。

日本語版への序文 謝辞
はじめに <妻> は絶滅の危機に瀕した種か?
第1章 古代世界における妻たち:聖書、ギリシャ、ローマのモデル 聖書の妻たち/古代ギリシャの妻たち/ローマ時代の妻たち/所有から限定的パートナーシップへ
第2章 中世ヨーロッパにおける妻たち(1100年〜1500年) 法的、宗教的考察/エロイーズとアベラールの物語/ロマンティックな恋愛の誕生/母親たちとその他の労働者たち グリゼルダとバース ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
[著者] マリリン・ヤーロム(Marilyn Yalom) スタンフォード大学女性・ジェンダー研究所上級研究員。ジェンダー問題に対する長年の業績が認められ、1992年フランス政府より「フランス政府教育功労賞」を受賞。著書に『乳房論』(筑摩書房)、Blood Sisters: The French Revolution in Women’s Memory, Maternity, Mortality, and the Literature of Madnessなどがある。
[訳者] 林ゆう子(はやし ゆうこ) 1989年よりフリーランス翻訳者。東京在住。 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。
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