わが国の肢体不自由教育の発足とその後の発展の過程を詳述した旧版に、養護学校教育義務制実施後の動向と今日的課題を加筆した決定版。特殊教育関係者はもとより広く教育関係者・一般に薦める必携書。社会福祉法人 日本肢体不自由児協会・全国肢体不自由養護学校長会推薦図書
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推薦のことば………細村迪夫 自序――新版刊行に当たって 旧版 序………辻村泰男 第一章 肢体不自由教育成立の背景 第一節 肢体不自由児観 1 肢体不自由ということば 2 肢体不自由児に対する偏見 3 寺子屋と肢体不自由児 第二節 海外知識の移入とその影響 1 欧米における肢体不自由教育の発足 2 欧米の肢体不自由者処遇の知識 3 明治初期における救貧策の提案と肢体不自由者 第三節 特殊教育の創始と特殊教育制度 1 盲・聾教育の発足 2 明治・大正期におけ ……
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村田 茂(むらた しげる) 昭和8年 東京都に生まれる。 昭和32年 東京教育大学教育学部教育学科卒業。 昭和38年 東京学芸大学臨時養護学校教員養成課程修了。 学校法人宝仙学園小学校教諭、東京都公立小学校教諭、東京教育大学教育学部附属桐が丘養護学校教諭、文部省初等中等教育局特殊教育課専門職員、国立特殊教育総合研究所肢体不自由教育研究部長、国立久里浜養護学校長、筑波大学教授等を歴任。 平成9年3月 停年退官。国立特殊教育総合研究所名誉所員。
主な著書 『欧米と日本の特殊教育―その制度と現状―』共編著(慶應通信、昭和48年) 『脳性まひ児の養護・訓練―動作訓練の実際―』共編著(慶應通信、昭和51年) 『日本の肢体不自由教育―その歴史的発展と展望―』本書旧版(慶應通信、昭和52年) 『発達を促す遊びの指導―重度障害児のために―』共編著(学習研究社、昭和54年) 『運動障害児のための自作教材・教具の工夫』共編著(教育出版、昭和55年) 『証言で綴る戦後肢体不自由教育の発展』共編著(日本肢体不自由児協会、平成4年) 『動作法ハンドブック―初心者のための技法入門―』共編著(慶應通信、平成5年) 『障害児と教育その心―肢体不自由教育を考える―』(慶應通信、平成6年)
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