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独裁と喝采
カール・シュミット 〈民主主義〉論の成立
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20世紀最大の論争的政治思想家カール・シュミットの民主主義論の形成過程を、1910年代から『憲法論』に至る期間を対象に、一次資料や最新研究から探る画期的研究。 シュミットの主権論、同質性、「人民の意志」概念などを分析し、現代の民主主義理解に与える示唆と限界を探る注目の書。 ルソー、ボダン、ホッブズ、シィエス、ドノソ・コルテス、ヴェーバーらとの思想的対話を通して、同一性・主権独裁・指導者への喝采などの核心概念がなぜ生まれたかを解き明かす。


『読売新聞』 2025年12月28日 「文化面・ 本よみうり堂」(9面)「読書委員が選ぶ「2025年の3点」」で、苅部直氏(東京大学教授)に挙げていただきました。
『朝日新聞』 2025年12月27日 読書面(25面)「書評委員の「今年の3点」」で、中澤達哉氏(早稲田大学教授)に挙げていただきました。
『図書新聞』 2025年12月20日(第3716号)(12面)「2025年下半期読書アンケート」にて、山本圭氏(政治学)の印象に残った本に挙げていただきました。

序 章 シュミット 〈民主主義〉論と独裁論の形成
第一章 国家・個人・法学方法論 ――シュミット民主主義論の諸前提(一九一〇―一九一九年)
第二章 独裁と民主主義 ――シュミット独裁研究とその前提条件(一九一五―一九二一年) 第三章 政治神学・人民主権・主権独裁 ――シュミットの民主主義的正統性論(一九二二年) 第四章 主権独裁と民主主義 ――民主主義論の展開(一九二三―一九二六年)
第五章 人民投票モデル・喝采・カリスマ概念の継承 ―― ……
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松本彩花(まつもと・あやか)
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院講師。 北海道大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。 日本学術振興会特別研究員PD/CPDを経て現職。 専門分野:政治学、西洋政治思想史、20世紀ドイツ語圏の民主主義論。
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