橋川文三の政治思想
三島由紀夫・丸山眞男・柳田国男との思想的交錯
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――生誕100周年・没後40周年――
「突破」と「保守」の相克を超えて
三島・丸山・柳田の思想に惹かれつつその課題を乗り越えようとした
戦後の思想家・橋川文三。
彼のアクチュアルな思想とその葛藤を、
豊富な一次資料を用いながら論じた本格的論考。
『図書新聞』 2024年8月10日(第3651号)(4面)に書評が掲載されました。評者は、河野有理氏(法政大学法学部教授)です。
序 章 橋川文三研究の歴史と現在 第一章 三島由紀夫との論争と共感と 第二章 丸山政治学との緊張的関係・批判的対決 第三章 柳田民俗学へのまなざし――日本における保守主義の模索 終 章 中間者の眼、あるいは突破の思想と保守の思想の両義性
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
須藤 健一(すとう けんいち)
京都大学法学部卒業。京都大学大学院公共政策教育部公共政策専攻専門職学位課程修了 公共政策修士(専門職)。 京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了 京都大学博士(法学)。 専門分野:日本政治思想史、公共政策。
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