世界政治の新たな仕組みとルールの形成を模索する。
現代世界の紛争や協調はどのような原因やメカニズムで生じているのか。いかなる世界・地域・国家の統治の仕組み(ガバナンス)が模索されているのか。さまざまな地域の実例にフォーカスしつつ、政策の実践と理論・分析枠組みを相互作用させて検証する。
| | | | シリーズ 総合政策学をひらく | | | | | | 総合政策学の現在を問う――。 私たちが向き合う社会の問題は、特定の学問領域に立ち現れるわけではない。総合政策学は、個々の先端的な学問領域に通暁しつつも、それを総合的にとらえなおして問題解決するために学際領域に踏み込もうとする新たな学問領域として誕生した。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)開設以来、30年余にわたり切り拓いてきた総合政策学の革新と創造の姿を、シリーズ「総合政策学をひらく」(全5巻)として紹介する。 | | | | |
第T部 リベラルな秩序と管理された秩序の相克
第1 章 権威主義の台頭と民主主義の後退(加茂具樹) 第2 章 市場経済と国家(和田龍磨) 第3 章 サイバー・宇宙空間・技術のガバナンス(土屋大洋)
第II 部 世界と地域のガバナンス
第4 章 ロシアとユーラシア世界(廣瀬陽子) 第5 章 米欧世界とは何か――価値による生き残り戦略(鶴岡路人) 第6 章 バイデン政権が向き合った三つの危機 ――そして、新たに加わったウクライナ危機(中山俊宏) 第7 章 アフ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】
神保謙(JIMBO Ken) 慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治学。
廣瀬陽子(HIROSE Yoko) 慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際政治、旧ソ連地域研究。
【著者】
加茂具樹(KAMO Tomoki) 慶應義塾大学総合政策学部教授。同学部長。専門分野:地域研究(現代中国政治外交)、比較政治学。
和田龍磨(WADA Tatsuma) 慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:国際マクロ経済学、計量経済学。
土屋大洋(TSUCHIYA Motohiro) 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授。専門分野:、国際関係論、情報社会論、サイバーセキュリティ。
鶴岡路人(TSURUOKA, Michito) 慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門分野:国際安全保障、現代欧州政治。
中山俊宏(NAKAYAMA, Toshihiro) 元慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:アメリカ政治外交、アメリカ政治思想。
國枝美佳(KUNIEDA Mika) 慶應義塾大学総合政策学部専任講師(有期)。専門分野:アフリカ、グローバルヘルス、個人・コミュニティ行動変容。
田島英一(TAJIMA Eiichi) 慶應義塾大学総合政策学部教授。専門分野:中国地域研究、公共宗教論。
鄭浩瀾(ZHENG Haolan) 慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門分野:中国近現代史、歴史社会学、中国地域研究。
野中葉(NONAKA Yo) 慶應義塾大学総合政策学部准教授。専門分野:地域研究(インドネシア)、現代社会と宗教、女性とイスラーム、マレー・インドネシア語教育。
ヴ、レ・タオ・チ(VU, Le Thao Chi) 慶應義塾大学総合政策学部専任講師。専門分野:ヒューマンセキュリティー、リスク評価と選択行為、意思決定論。
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