デジタル世界図絵
ヴァーチャル・ミュージアムの取組み
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▼出会ってきたモノを収集し展示することで、自己の痕跡が見えてくる! ▼教育学の分野で注目される「アートベース教育」の可能性を提示する試み。
近年、教育学の分野で注目される「アートベース教育」。慶應義塾大学文学部・眞壁ゼミでは、自分がこれまで関わってきた人やモノを通して自己形成について考察を深めるために「ヴァーチャル・ミュージアム デジタル世界図絵」という取組みを行っている。その具体的事例とともに、教育的可能性を提示する。
| | | | | | 第2期スタート 慶應義塾大学三田哲学会叢書 | | | | | | | 三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。 シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。 ラテン語で「未知の技法」を意味する。 単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。
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はじめに
第一章 ヴァーチャル・ミュージアム「デジタル世界図絵」のコンセプト 第二章 「デジタル世界図絵」の制作――収集と展示の原理 第三章 「デジタル世界図絵」の学生たちの展示――これまでのVMとこれからのVM 第四章 「デジタル世界図絵」の方法論的位置づけ――教育研究におけるVMの意義
おわりに
引用参考文献
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眞壁 宏幹(まかべ・ひろもと) 1959年生まれ。慶應義塾大学文学部教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科単位取得退学。専門は陶冶論(美・芸術と人間形成)、ドイツ教育思想史。 著書に『ヴァイマル文化の芸術と教育』(慶應義塾大学出版会、2020年)、『ミュージアム・エデュケーション』(慶應義塾大学出版会、2012年)、『西洋教育思想史 第2版』(慶應義塾大学出版会、2020年)など。
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