テロリズムとは何か
――〈恐怖〉を読み解くリテラシー
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▼「テロ」。その政治的暴力の真実を探る。
「テロ」とは果たして何なのか。 終わることのないテロの問題は、我々にも決して無関係ではありえない。 理論と実際の両面からテロ問題の全体像の素描を試みる。
『週刊新潮』 2021年6月3日号(p.88〜p.92)「佐藤優の頂上対決 我々はどう生き残るか・インテリジェンスと権利自由を両立させる」で、 著者と佐藤優氏との対談が掲載されました。
国際安全保障学会学会誌『国際安全保障』 第49巻第1号(p.121〜p.125)に書評が掲載されました。評者は中林啓修氏(国士舘大学准教授)です。
『軍事史学』 56巻3号(2020年12月30日)に書評が掲載されました。評者は松原大典氏(防衛大学校統率・戦史教育室准教授、専門分野:国際テロリズム)です。
日刊ゲンダイDIGITAL 2020年11月10日コラム「本で読み解くNEWSの深層」にて、本書が紹介されました。 本文はこちら
はしがき 凡 例
第T部 リテラシーを得る――テロに関する学術理論は何を語るのか?
第1章 「テロリズム」とは何なのか 1 テロの定義の様々な例 (1) 日本、米国における主な法令上のテロの定義 (2) 学説上の主な定義 2 テロの基本的な要素――最低限のコンセンサス (1) コンセンサス (2) テロと一般犯罪の違い 3 定義の困難性と必要性 (1) なぜ定義が困難なのか (2) なぜ定義が必要なのか ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
小林 良樹(こばやし よしき) 明治大学公共政策大学院(専門職大学院)ガバナンス研究科 特任教授。 早稲田大学博士(学術)、ジョージワシントン大学修士(MIPP)。香港大学修士(MIPA)。トロント大学修士(MBA)。 1964年東京都生まれ。1987年、東京大学法学部卒業後に警察庁入庁。警察庁警備局外事第一課課長補佐、在香港日本国総領事館領事、在米国日本国大使館参事官、警察庁国際組織犯罪対策官、慶應義塾大学総合政策学部教授、高知県警本部長等を歴任。2016年3月からは内閣情報調査室の内閣情報分析官(国際テロ担当)として、テロ情勢分析に従事2019年3月、内閣官房審議官(内閣情報調査室・内閣情報分析官)を最後に退官。同年4月より現職。 専門はインテリジェンス、テロリズム、社会安全政策等。 主要著書に『インテリジェンスの基礎理論(第2 版)』(立花書房、2014)、“Assessing Reform of the Japanese Intelligence Community,” International Journal of Intelligence and Counterintelligence, 28(4), August 2015, pp. 717-733、『犯罪学入門―ガバナンス・社会安全政策のアプローチ』(慶應義塾大学出版会、2019)等多数。
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