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日本のセーフティーネット格差

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四六判/上製/352頁
初版年月日:2020/02/15
ISBN:978-4-7664-2649-6
(4-7664-2649-5)
Cコード:C3033
定価 2,970円(本体 2,700円)

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日本のセーフティーネット格差
労働市場の変容と社会保険
書評 目次 著者略歴



第42回サントリー学芸賞(政治・経済部門)を受賞しました!

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第63回(2020年度)日経・経済図書文化賞を受賞しました。

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第43回 (令和2年度)労働関係図書優秀賞を受賞しました。



誰が「皆保険」から漏れ落ちているのか

働き方が多様化する中で、正規雇用を前提としていた社会保険に綻びが生じている。
「雇用が不安定な者ほどセーフティーネットも脆弱」というパラドキシカルな現状にどう対応すべきか。救済策は社会保険の適用拡大しかないのか。
今後の改革のための指針を、しっかりした「エビデンス」をもとに模索する力作!
▼現代日本社会で本当に“疲弊” しているのは誰か?
▼働き方の多様化という社会の変化のスピードに社会保険制度が付いていけていない現状を検証。
▼確かなエビデンスをもとに、日本社会の実態を明らかにする!

“「皆保険」といわれているのに保険料を支払えないほど生活が逼迫している人をどう救うのか?”という問題意識のもと、社会保険の基礎知識をわかりやすく解説しながら、働き方をめぐる諸問題(非正規雇用、若年・高齢者問題、女性と子育て支援等)が人々の将来不安を引き起こしていることを指摘。日本のセーフティーネットを再構築するための処方箋を模索する、労働経済学の気鋭による意欲作!

書評

『季刊社会保障研究』(社人研発行) 第6巻3号(2021年12月発行)(p.362〜p.365)に書評が掲載されました。評者は大石亜希子氏(千葉大学大学院教授)です。
『人口学研究』 57巻(2021年)(p.75〜p.76)に書評が掲載されました。評者は萩原里紗氏(明海大学)です。本文はこちら(※PDFデータでは、5〜6ページ目に掲載されています)
『週刊東洋経済』 2021年5月1日・5月8日合併特大号(p.64〜p.65)で、本書が経済学者や市場関係者が選んだ全36冊 「経済・経営書」ランキングの第1位に選ばれました。本文はこちら(※ページ内の目次から「すべて表示」をクリックして、ご覧下さい。)

目次

序章 日本の労働市場と社会保険制度との関係
 1 労働市場の変化を捉える二つの要素
 2 わが国の社会保障制度の現状
 3 各種の社会保険の概要とその背景
 4 所得再分配の実際
 【コラム】「雇用の流動化」の諸相

第1章 雇用の流動化が社会保険に突きつける課題@――社会保険料の未納問題
 1 「皆保険」なのになぜ未納者がいるのか
 2 未納はなぜ問題なのか
 3 未納問題の解決策

第2章 雇用の流動化が社会保険に突きつける課題A――雇用保険の受給実態
 1 失業保 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

酒井 正(さかい・ただし)
1976年生まれ。2000年、慶應義塾大学商学部卒業。05年、同大大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。08年、博士(商学)号取得。
国立社会保障・人口問題研究所研究員、同室長、全米経済研究所客員研究員などを経て
現在、法政大学経済学部教授。
『日本労働研究雑誌』の編集委員も務める。


定価2,970円 (本体:2,700円)
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