雇用システムの多様化と国際的収斂
―グローバル化への変容プロセス
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労働関係図書優秀賞受賞(2013年度)を受賞しました。 詳細はこちら 「受賞のことば」 日本労務学会賞(学術賞)(2014年度)を受賞しました。 学会HPはこちら
「日本的経営」変容の要因と構造を解明
▼「日本型」雇用システムを長期的な動態過程のなかで捉え直し、その特徴と変容を日本の制度的環境や業種特性、企業の競争戦略との関係から説明、そしてグローバル化によって変貌する「日本的経営」の未来像を映し出す。 ▼最新の理論研究と、銀行・証券・保険業界などへの詳細な独自調査に基づき、人事制度の国内多様化と国際的収斂への展望を描いた迫力の論考!


第1章 本書の目的と問題意識 1.本書の目的 2.多様化と収斂に関する議論 3.国における多様性の出現 4.日本における多様性の出現 5.先行研究から導かれる問題意識 6.本書の構成
第2章 理論的フレームワーク 1.本書の理論的フレームワーク 2.資本主義の多様性 2.1 資本主義の多様性(VoC)アプローチ 2.2 LMEの制度的補完性 2.3 CMEの制度的補完性 2.4 VoCがもたらす比較制度優位 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
山内 麻理(やまうち まり) 慶應義塾大学産業研究所共同研究員(2009年〜)、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員(2012年〜)。 上智大学外国語学部卒業、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)修士課程修了。慶應義塾大学 博士(商学)。 モルガンスタンレー証券会社、JPモルガン証券会社など主に米系の金融機関を経て、2005〜2011年UBS証券会社勤務(うち2009年からはUBS銀行東京支店兼務)、ウェルスマネジメント部門、商品開発責任者、マネージング・ディレクターを務める。 2009〜2010年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師、2011年〜上智大学外国語学部非常勤講師。 主要業績に、「金融機関における雇用制度の多様性」『労務学会会誌』第12巻第1号(2010年)、「多様性と収斂――リーマンショック以降の証券会社の雇用制度の変化」『三田商学研究』第54巻第2号(2011年)、ジョージ・オルコット『外資が変える日本的経営――ハイブリッド経営の組織論』(共訳、日本経済新聞出版社、2010年)など。
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