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人類・社会の新たなる発展を目指して V

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四六判/並製/296頁
初版年月日:2012/08/31
ISBN:978-4-7664-1924-5
(4-7664-1924-3)
Cコード:C0040
定価 880円(本体 800円)

慶應義塾大学 ソニー寄附講座 連続公開シンポジウム
人類・社会の新たなる発展を目指して V
目次 著者略歴

人類および社会のこれからの発展に対して、科学・技術はどのような形で寄与すべきなのか? 

▼2009年に開始された、慶應義塾大学とソニー株式会社による次世代技術系人材育成協働プロジェクトによる連続公開シンポジウム「人類・社会の新たなる発展を目指して」を全3巻で書籍化。1・2巻は2011年3月に刊行。
▼2011年度に開催された4回のシンポジウムをまとめたもの。「雇用」「インターネット」「未来予測」「新しい価値の創造」をテーマにそれぞれのトップランナーを迎え、議論を進めた。

目次

はじめに  所 眞理雄

第1回 イノベーションと雇用
雇用とイノベーションの関係について   清家 篤
イノベーションと雇用――世界の潮流・日本の位置付け   石倉 洋子
総合討論

第2回 インターネットと人類の未来
Internet and the Future of Mankind   伊藤 穰一
Internet for Future ――3.11 and After   村井 純
総合討論

第3回 未来はどこまで予測可能か?
統合′、究による地震津波災害 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

【編者】
所 眞理雄(ところ まりお)
慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授(ソニー寄附講座)
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役会長
慶應義塾大学大学院博士課程修了(工学博士)。同大学助手、専任講師、助教授を経て、1991年教授に就任。その間、カナダ・ウォータールー大学、米カーネギーメロン大学訪問助教授を歴任。1988年に株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所を設立し、取締役副所長(兼務)に就任。1998年に代表取締役社長、2011年に代表取締役会長に就任し、現在に至る。1997年に慶應義塾を退職してソニー株式会社に入社し、執行役員上席常務に就任。IT研究所長、Co-CTO などを歴任し、2008年に退任。2009年に慶應義塾特別研究教授に就任し、現在に至る。計算機科学ならびに技術経営に関する多くの経験を基に、科学・技術の新たな方法論としてオープンシステムサイエンスを提唱している。

【講演者】
清家 篤(せいけ あつし)
慶應義塾大学商学部教授・慶應義塾長。1978年慶應義塾大学経済学部卒業、1983年同大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。同大学商学部助教授を経て、1992年より同教授、2009年より慶應義塾長。この間、ランド研究所研究員、経済企画庁経済研究所客員主任研究官等を歴任。現在、日本私立大学連盟会長、労働政策審議会委員などを兼務。博士(商学)。

石倉 洋子(いしくら ようこ)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。バージニア大学大学院経営学修士(MBA)修了。ハーバード大学大学院経営学博士(DBA)修了。マッキンゼー社でマネジャー、青山学院大学国際政治経済学部教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て、2011年より現職。富士通株式会社社外取締役、日清食品ホールディングス社外取締役、世界経済フォーラム(ダボス会議)のFaculty, Global Agenda Councilのメンバー。

伊藤 穰一(いとう じょういち)
MITメディアラボ所長。デジタルガレージ共同創業者・取締役。カルチュア・コンビニエンス・クラブ社外取締役。Creative Commons会長。アジア、中東での新規事業育成を手がけるNeoteny Labsファンドジェネラル・パートナー。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科非常勤講師。Fire Fox開発のMozill Foundation。WITNESS’Global Voicesなど非営利団体ボードメンバー。2011年4月26日より現職。

村井 純(むらい じゅん)
慶應義塾大学環境情報学部 学部長・教授。1984年日本の大学間ネットワークJUNETを設立。1988年インターネットに関する研究プロジェクトWIDEプロジェクトを設立し、現在はファウンダーとして指導にあたる。内閣官房情報セキュリティセンター情報セキュリティ政策会議委員、(社)情報処理学会フェロー、日本学術会議連携会員。内閣他、各省庁委員会の主査や委員等を多数務め、国際学会等でも活動。

古村 孝志(ふるむら たかし)
東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター教授、東京大学地震研究所教授。1992年北海道大学理学研究科地球物理学専攻博士課程終了、理学博士。北海道教育大学助教授、東京大学地震研究所地震火山災害部門准教授、教授を経て、2008年より現職。専門は、地震波解析と地震動・津波の大規模シミュレーションと可視化。

高橋 桂子(たかはし けいこ)
独立行政法人海洋研究開発機構地球シミュレータセンタープログラムディレクター。1991年東京工業大学総合理工学研究科システム科学専攻博士後期課程修了、工学博士。花王株式会社文理科学研究所、ケンブリッジ大学コンピュータ研究所客員研究員、東京工業大学準客員研究員を経て、1998年NASDA招聘研究員。2002年より独立行政法人海洋研究開発機構に所属。

松岡 聡(まつおか さとし)
東京工業大学学術国際情報センター教授。理学博士(東京大学)。専門は高性能システムソフトウェア(GPU・省電力・高信頼)・サイエンスグリッド/クラウドなど。2010年11月に我が国初の「ペタコン」・TOP500性能世界4位・運用電力性能世界一となったスパコンTSUBAME2.0のプロジェクトリーダー。IEEE/ACMSupercomputingの論文委員長など各種委員長を務める。欧州ISCフェロー。

竹村 真一(たけむら しんいち)
京都造形芸術大学教授・Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、地球環境問題への独自な取組みを進める。Sensorium(1997年アルス・エレクトロニカ賞グランプリ受賞)、「触れる地球」(2005年グッドデザイン賞・金賞)、「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(2005年国連情報社会サミット日本最優秀賞)などをプロデュース。著書に『地球の目線』(PHP新書)、『宇宙樹』『22世紀のグランドデザイン』(慶應義塾大学出版会)、『地球大学講義録』(日本経済新聞出版社)、『新たな人間の発見』(岩波講座・文化人類学第1巻:共著)など。

小泉 英明(こいずみ ひであき)
株式会社日立製作所役員待遇フェロー。1971年東京大学教養学部基礎科学科卒業。株式会社日立製作所入社。偏光ゼーマン原子吸光法の創出により1976年理学博士。基礎研究所所長、研究開発本部技師長を経て現職。科学技術振興機構領域総括や研究統括、東京大学客員教授、日本分析化学会会長他歴任。日本工学アカデミー理事・国際委員長。MRIや近赤外光トポグラフィ他の開発により大河内賞3回受賞。著書多数。











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