権利の体系としての民法の基本を学ぶ! 待望の第5版刊行。 ▼膨大にして複雑な民法の全体像を体系的にとらえることができる、初学者向けの入門書。平成21年の最新の法改正・判例を加えた改訂第5版。各種試験にも対応しうるレベルにも配慮。 ▼権利の体系としての民法の基本原理・基本構造と、個々の制度相互間の関連性を明らかにする。家族法および財産法を含む民法の全体領域について、主要な学説と判例にも触れながら、権利の主体、客体、変動、効果の順に体系的に解説するユニークかつ理解しやすいテキスト。
▶第6版が刊行されました。


会社法務A2Z 2010年9月号「書籍紹介」(64頁)で紹介されました。

はしがき 凡例 民法の体系と日本民法典の構成 日本民法典の構成と本書の該当部分 参考文献
T 序論 1 法学方法論 2 法の体系と民法 3 民法典の体系 4 民法の基本原理
U 権利主体論 1 「家」制度の解体と民法の個人主義化 2 婚姻および夫婦関係 3 自然人の出生と権利能力の発生 4 親子関係 5 親族関係とその効果 6 自然人の死亡と権利能力の消滅 7 自然人の消息不明 8 外国人の権利能力 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
松尾弘(まつお ひろし) 1962年長野県生まれ。慶應義塾大学・法学部卒業。一橋大学大学院・法学研究科博士後期課程単位取得。 横浜市立大学・商学部・助教授、横浜国立大学大学院・国際社会科学研究科・教授を経て、慶應義塾大学大学院・法務研究科(法科大学院)教授。シドニー大学客員教授(1997年)、オックスフォード大学客員研究員(1998年〜1999年)。 著書に、J・ラズ『法体系の概念(第2版)』(慶應義塾大学出版会、1998)、『叢書民法総合判例研究 詐欺・脅迫』(一粒社、2000)、『物権・担保物権法(第2版)』(共著:弘文堂、2005)、『債権総論』(共著:法律文化社、2006)、『ケースではじめる民法(補訂版)』(共著:弘文堂、2005)、『民法と税法の接点(新訂)』(共編著:ぎょうせい、2007)、『良い統治と法の支配――開発法学の挑戦』(日本評論社、2009)、他。
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