トランスナショナル化する世界
経済地理学の視点から
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グローバリゼーションがもたらした現代の危機への問題提起。 ▼グローバル化の歴史をひもときながら、高度に国際分業された現代の経済を解説。地球規模、地域経済統合、国、地域、都市、と様々な空間的レベルにおいて立ち現れているトランスナショナル化の実態を捉えなおす。 ▼グローバリゼーションがもたらした現代の危機への問題提起とともに、マネーゲーム、格差社会、10億人問題などの諸問題を解決する道しるべとなる1冊。
序言 第1章 古い神話と新しい現実 1 「グローバリゼーション」の3つの波:サグレスからサブプライムまで 2 ひとつの町の物語:イタリア・トスカーナの町プラート 3 「10億人問題」という難題:グローバリゼーションの影で
第2章 変わる世界経済地図:貿易と直接投資 1 直接投資(FDI)主導によるトランスナショナル化 2 直接投資の実態とその影響 3 Transnationality Indexにみる国別トランスナショナル化
第3章 高度化する国際分業:フラ ……
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杉浦章介(すぎうら のりゆき) 慶應義塾大学経済学部教授(Ph.D) 専門:経済地理学、都市・地域論、アメリカ研究
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