ヴィダル・ドゥ・ラ・ブラージュの「地域地理学」から 地理情報システム(GIS)まで、20世紀の人文地理学 を概観しながら、自然・環境、空間、トポス・風景、情報など領域横断的にさまざまな課題を論じることで統合をめざす、人文地理学の教科書。地表の変貌が著しいほど、地理的世界が広がるほど、その変化のまっただ中にいる人間自身の存在の意味を問う新しい人文地理学の入門書。
序 章 人文地理学のものの見方と「ヴィダルの学統」
第I部 「人間・環境系」とその揺らぎ 第1章 自然・環境・人間 第2章 地球環境と人間―気候変化と海岸線変化を中心に― 第3章 災害と人間―河川を中心に―
第II部 「空間」から見た地理的世界 第4章 科学的探究と空間の世界 第5章 立地と空間システム 第6章 空間行動と相互作用
第III部 「場所」・「地域」・ ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
杉浦章介 慶應義塾大学経済学部教授。元通信教育副部長
松原彰子 慶應義塾大学経済学部助教授
武山政直 慶應義塾大学経済学部助教授 高木勇夫 慶應義塾大学経済学部教授
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