読書と絵画の出会い ▼本を読む――。この一見ありふれた行為は、なぜ多く描かれてきたのか? さまざまな分野の第一人者が〈読書の情景〉を縦横に読み解き、読書する心と身体を問いなおす。文化装置としての本、文化的行為としての読書を再発見させてくれる論考10篇を収載。
本書は、日本図書館協会選定図書です。
日本歴史 2008年5月号「新刊寸描」(136頁)で紹介されました。 茨城新聞 2008年1月20日「読書」欄で紹介されました。
1 はじめに―読書画像へのアプローチ(田村俊作)
[読書画像への視角] 2 絵の中で本を読む15人(上田修一) 3 日本における読書画像(石川 透) 4 本を読む兼好―読書人の誕生(島内裕子)
[読書する女性] 5 書物に探る中世後期の女性と読書(徳永聡子) 6 19世紀における読書する女性の表象をめぐって(宮下志朗) 7 読書する女たち―19世紀の絵画に描かれた読書する女性像(アンナ・フィノッキ〔西田有紀 訳〕) 8 江戸美人の読書(長友千代治)
[読書と文化の ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】 田村俊作(慶應義塾大学文学部教授)
【執筆者】 上田 修一(慶應義塾大学文学部教授) 石川 透(慶應義塾大学文学部教授) 島内 裕子(放送大学教養学部准教授) 徳永 聡子(慶應義塾大学文学部助教) 宮下 志朗(東京大学大学院総合文化研究科教授) アンナ・フィノッキ(ミラノ工科大学およびマランゴーニ学院教授) 長友 千代治(前佛教大学教授) フリッツ・ニース(デュッセルドルフ大学名誉教授) ウィリアム・B・ワーナー(カリフォルニア大学英文学部教授)
【翻訳者】 西田 有紀 瀬戸口 誠(梅花女子大学文化表現学部講師) 谷山 秀幸(一橋大学附属図書館職員) 安形 麻理(慶應義塾大学文学部助教)
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