日本におけるアジア研究の到達点と可能性を示すシリーズ「現代アジア研究」全3巻、同時刊行。 設立50周年を超えた伝統あるアジア政経学会が、総力をあげてその研究成果を世に問う。 アジア研究が隆盛を見せている今、学会員を中心とした気鋭の研究者による総合的実証分析のシリーズ。
▼ナショナルな視点から、現代アジアが抱える諸問題の解決に焦点をあてる。 ▼グローバル化にともなう様々な課題に対応するためアジア各国が選択してきた政策と、そのアジア的アプローチの特色を、外交・安全保障政策、経済・産業政策、社会政策(格差対策、貧困撲滅対策、少子高齢化対策、教育政策など)に分けて分析。 ▼「越境」現象が進展し、「市民社会」が発展する中で、「政策」形成の主体であり続ける国家が果たすべき適切な役割とは何かを明らかにする。


序章 現代アジアが抱える政策課題と対策……武田康裕・丸川知雄・厳善平
第T部 外交・安全保障政策 第1章 中国の国防政策……浅野亮 第2章 日米同盟の「主体」と「客体」……伊藤剛 第3章 核拡散義務不遵守と多国間協議の力学――国際不拡散レジームと地域安全保障との相関関係……倉田秀也 第4章 アジアの協調的安全保障――「ASEAN地域フォーラム」から「東アジア共同体」へ……勝間田弘 第5章 ミャンマーをめぐる人権・民主化政策――制裁と関与の有効性……武田康裕
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【監修】 アジア政経学会
【編者】 武田康裕(防衛大学校総合安全保障研究科兼国際関係学科教授) 丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授) 厳 善平(桃山学院大学経済学部教授)
【執筆者】(目次順) 浅野 亮(同志社大学法学部教授) 伊藤 剛(明治大学政治経済学部教授) 倉田秀也(防衛大学校総合安全保障研究科兼国際関係学科教授) 勝間田弘(ブリストル大学国際問題ガバナンス研究センター リサーチアソシエート) 三重野文晴(神戸大学大学院国際協力研究科准教授) 吉野文雄(拓殖大学海外事情研究所教授) 木曽順子(フェリス女学院大学国際交流学部教授) 梶谷 懐(神戸学院大学経済学部准教授) 薛 進軍(名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済政策研究センター教授) 大泉啓一郎(日本総合研究所環太平洋戦略研究センター主任研究員) 澤田ゆかり(東京外国語大学外国語学部教授) 杉村美紀(上智大学総合人間科学部准教授)
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