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評伝 パウル・ツェラン

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四六判/上製/528頁
初版年月日:2007/10/10
ISBN:978-4-7664-1399-1
(4-7664-1399-7)
Cコード:C0098
定価 5,060円(本体 4,600円)

評伝 パウル・ツェラン
書評 目次 著者略歴

あ ら ゆ る あ な た の 悲 し み の 上 に
戦後ヨーロッパを代表するドイツ系ユダヤ人の詩人、パウル・ツェラン(Paul Celan, 1920〜70)。
多民族・多言語が往来する東欧の都市チェルノヴィッツでの誕生から、強制収容所での両親の死、豊かな文学的交友と裏腹のいわれなき誹謗中傷、そして、やがて訪れるセーヌ川での最期まで――。栄光と奈落の間に生きた激動の半世紀を、新資料を含む一次資料や、ツェランの知人・友人へのインタヴュー成果を交えて精巧に描いた初の本格評伝。
第10回 小野十三郎賞特別賞受賞!

書評

現代詩手帖 2008年2月号で紹介されました。
みすず 2008年1・2月号「2007年読書アンケート(宮下啓三氏/藤本淳雄氏)」で紹介されました。
週刊読書人 2008年1月25日号(第2722号)(4面)で紹介されました。
図書新聞 2007年12月22日号(2851号)「07年後半期読書アンケート」(1面)で紹介されました。
週刊朝日 2007年12月28日号「「わたしの3冊」今年の収穫」(102頁)で紹介されました。
読売新聞 2007年12月2日「読書」欄で紹介されました。
図書新聞 2007年12月1日号(2848号)で紹介されました。

目次

プロローグ――チェルノヴィッツ、人間と書物が生きていた土地
第一章 カスターニエンの樹々の向こうには世界がある――幼年時代(一九二〇〜三〇)
第二章 成長――初めての詩作(一九三〇〜三八)
第三章 黒い雪片――母に届けられなかった手紙(一九三九〜四四)
第四章 死のフーガ――ブカレストでの青春(一九四五〜四七)
第五章 鏡の中は日曜日――古都ウィーンに燃える恋(一九四七〜四八)
第六章 グラスの中の停泊地――パリ初期(一九四八〜五二)
第七章 慰めようとしない輝き――新しい死、新し ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

関口裕昭(せきぐち ひろあき)
1964年大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。この間、ゲッティンゲン大学に留学。現在、愛知県立芸術大学准教授。専攻は、近現代ドイツ抒情詩、ドイツ・ユダヤ文学。著書に、『ドイツ詩を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、2003)、『自然詩の系譜』(共著、みすず書房、2004)、『ツェラーンを読むということ』(共著、中央大学出版部、2006)、『パウル・ツェランへの旅』(郁文堂、2006)など。

定価5,060円 (本体:4,600円)
在庫あり

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