コミュニティ・メディア
コミュニティFMが地域をつなぐ
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地域を活性化する新しい「オールド・メディア」。 ▼阪神淡路大震災の際にその有用性と有効性が評価・注目されるようになったコミュニティFMラジオ。全国40局及びそれに関わる19地方自治体に対する訪問調査に基づき、市民・NPO・行政・営利団体などが、コミュニティ・メディアによってどのように有機的につながりを持ち、「地域をコミュニティにする」ことが出来るかについて、理論的・実証的な観点から明らかにする。
はじめに
第1章 コミュニティとコミュニティ・メディア I コミュニティのメディア II 日本におけるコミュニティ・メディア III コミュニティFMラジオ
第2章 自治体とのかかわり I 第3セクター型コミュニティFM局 II 自治体がかかわる理由 III 行政と恊働 IV 日常的なコミュニケーション V 第3セクター以外の局と行政の連携 VI 第3セクターのアドバンテージ VII 自治体とのかかわりにおける問題点 VIII 今後の方向性 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
金山智子(かなやま ともこ) 慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所助教授。 1960年岩手県生まれ。千葉市在住。オハイオ大学大学院コミュニケーション研究科テレコミュニケーション専攻博士課程修了(マスコミュニケーション学博士)。 専門は市民とメディア、コミュニティ・メディアなど。研究する傍ら、千葉県NPO活動恊働推進委員、国際NGOの評議委員、国内NPOの理事や監事、会員として、市民活動を続ける。主な著書は『やさしいマスコミ入門――発信する市民への手引き』(勁草書房)、『NPOのメディア戦略――悩みながら前進する米国NPOからのレッスン』(学文社)、『ネット時代の社会関係資本の形成と市民意識』(慶應義塾大学出版会)など。
金子隆(かねこ たかし) 藤沢市職員。 1959年神奈川県生まれ。藤沢市在住。専修大学法学部法律学科卒。1983年藤沢市役所入職。建設局、情報システム部門、職員研修部門を経て、2000年より市民自治部市民自治推進課。「藤沢市市民電子会議」や「みんなで育てるふじさわ電縁マップ」の事務局担当。『eデモクラシーへの挑戦――藤沢市民電子会議室の歩み』(金子郁容、藤沢市市民電子会議室運営委員会著、岩波書店)の執筆チーム事務局、総務省「ICTを活用した地域社会への住民参画のあり方に関する研究会」理論ワーキンググループ委員などにも参画。2006年より福祉健康部児童福祉課で子育て支援情報ネットワーク構築を展開中。
田中美乃里(たなか みのり) 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助手・SFC研究所所員、特定非営利活動法人地域魅力理事長および独立行政法人防災科学技術研究所客員研究員。 1977年神奈川県生まれ。逗子市在住。大学でリスク・コミュニケーション研究プロジェクトに勤務するかたわら、2006年4月に特定非営利法人地域魅力を設立。藤沢市市民電子会議室第3期・第4期運営委員を務め、現在、第5期運営委員長となる。その他、藤沢市地域IT推進会議委員、市域ポータルサイト「えのしま・ふじさわポータルサイト」編集長も務める。
平山元英(ひらやま もとひで) 一級建築士。(株)平山設計事務所代表取締役、特定非営利法人地域魅力副理事長。1957年神奈川県生まれ。藤沢市在住。日本大学理工学部建築学科卒。 1999年より藤沢市市民電子会議室第二期運営委員となり、現在(5期)に至る。第3期は運営委員長を務める。その他、eコミュニティふじさわ推進委員会委員長、藤沢市IT推進委員会副委員長など地域におけるインターネットを使った市民参画プロジェクトに関わる。『eデモクラシーへの挑戦――藤沢市民電子会議室の歩み』(金子郁容、藤沢市市民電子会議室運営委員会著、岩波書店)の執筆チーム一員。
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