福澤諭吉、自らを語る。 「一身にして二生」を生きた痛快な人生行路を、臨場感あふれる筆致で描き出した自伝文学の最高傑作『福翁自伝』。著述・翻訳活動に込められた思いを自ら綴った『福澤全集緒言』。近代日本を導いた福澤が、次世代に託した「遺言」ともいえる最晩年の2著作を収録。
福翁自伝 幼少の時 長崎遊学 大阪修業 緒方の塾風 大阪を去て江戸に行く 始めて亜米利加に渡る 欧羅巴各国に行く 攘夷論 再度米国行 王政維新 暗殺の心配 雑 記 一身一家経済の由来 品行家風 老余の半生 福澤全集緒言 唐人往来 華英通語 西洋事情 雷銃操法 西洋旅案内 窮理図解 洋兵明鑑 議事院談 ……
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松崎欣一(まつざき きんいち) 1939年生まれ。1963年慶應義塾大学文学部史学科(国史専攻)卒業。1965年同大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、慶應義塾志木高等学校教諭、慶應義塾福澤研究センター副所長。
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