慶應義塾機関誌
明治31年3月創刊(毎月1回1日発行) 発行:慶應義塾 編集人:慶應義塾広報室長 編集・制作:慶應義塾大学出版会
No.1137 2010年8月号
ヒューマンエラーを考える
鉄道事故、医療事故、そして労働災害などが起こるとしばしばヒューマンエラー(人為的過誤)がその要因として挙げられます。今月の特集では組織としてヒューマンエラーを如何に最小にするか日々努力されている方々に、様々な工夫、教育システムといったマネジメントのあり方について伺いました。「安全」についての意識を文化として構築することがどの領域でも必要となっているようです。
田畑祐司(札幌市交通局高速電車部長) 東川光弘(札幌市交通局高速電車部指令所長)
高野研一(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
第49回 ロンドン(その四) --キングス・コレッジ・スクールとロイヤル・アーセナル
キングス・コレッジ・スクール
福澤先生の滞欧日記『西航記』文久2年4月21日(西暦1862年5月21日)に、次のように記されている。
「ドクトルチャンブルスと共、キングスコルレージ学校に至り」
先生の滞欧メモ『西航手帳』には、「キングスコルレージ 4月18日 9〜18age 420人 9時より3時 まで」というメモがあり、先生の代表的著作『西洋事情』にも次のような記述がある・・・
◆特集◆ 日米安保50年を問い直す
◆特集◆ 大学で学ぶ「教養」
塾員専用の読書クラブ「KEIO BOOK CLUB」が オープン! 読書に嬉しい特典を揃えましたので 慶應義塾大学卒業生は、ぜひご登録ください。 運営:慶應義塾大学出版会
チャールズ・ドゥウルフ(慶應義塾大学理工学部教授)
柴田 明、高橋 勇、駒村圭吾
『ドゴールのいるフランス――危機の時代のリーダーの条件』/山口昌子
『ワールドカップは誰のものか――FIFAの戦略と政略』/後藤健生
『岩崎彌太郎――「会社」の創造』/伊井直行
『歌舞伎座を彩った名優たち――遠藤為春座談』/犬丸 治(編)
『福澤諭吉 家庭教育のすすめ』(渡辺徳三郎著) 評者:梅田望夫
山本英史、萩原能久、関本吉成、堀一久
ヒサクニヒコのマンガ何でも劇場〈特別編〉 仕分け / ヒサ クニヒコ
山本英史
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録
慶應義塾幼稚舎の体験した戦争の記録。幼稚舎に残る史料を再構成して上下2巻にまとめる。
「善を行うに勇なれ」
塾長として戦時の慶應義塾を守り、戦後は文筆家として日本の幅広い層に影響与え、今上天皇の皇太子時代の御教育常時参与として世に知られる小泉信三。その生涯を、平易な文体で描いた待望の伝記。
元幼稚舎長にして 稀代の教育者 吉田小五郎が綴る 珠玉の随筆選
元慶應義塾幼稚舎長吉田小五郎の名随筆を新編集で3巻に収める。多くの教え子に慕われた教育者として、日本を代表するキリシタン史研究者として、「民藝運動」に関わった美術品蒐集家として、培った観察眼とその描写は、時代を超えて読む者を惹きつける。没後30年を期に刊行!
元慶應義塾長が紐解く 歴代塾長の足跡
世紀の転換期に慶應義塾長を務め、その後も文部科学省中央教育審議会の初代会長を務めるなど、教育行政に長年関わってきた鳥居泰彦氏による慶應義塾の歴史叙述!
「三田評論」連載の「慶應義塾 史跡めぐり」が、福澤先生の史跡をまとめて1冊の本になりました!
『福翁自伝』に沿いながら、中津・大阪・東京・ロンドン・パリなどの福澤先生ゆかりの地を辿り、彼が生きた時代の背景を知ることができる一冊。
あの、名講義・名講演が いまCDで甦る!
昭和33年〜40年の「福澤先生と近代日本」「福澤諭吉と北里柴三郎」「私の読書歴」「スポーツが与える三つの宝」の小泉信三の4つの講演を3巻組のCDに収録。その声を初めて聞く方にも最適な小泉信三入門。