ネクスト・インテリジェンス
高度情報化時代の「利益を実現する知識」
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私は何を知りたいのか、何を知るべきなのか? 急速なデジタル化により情報の洪水におぼれそうな現代、「判断・行動のための知識」をいかに手に入れるか? 安全保障・ビジネスにわたる代表的な理論と多様な事例を紹介し、新たなインテリジェンス創造モデルを提示する。
必要なのは、より多くの情報ではない、利益の自覚である。 神出鬼没の麻薬王、基地に迫る弾道ミサイル、高圧的な経営幹部と忖度社員、気分が落ち込む不味いコーヒー……。 困難な課題に直面した組織は、いかにして人と人とをつなぎ、「利益を実現する知識」を生み出したのか?
プロローグ 利益をいかに実現するか
第1部 インテリジェンス・サイクルの誕生 第1章 インテリジェンスとは何か? 第2章 インテリジェンス・サイクルとは何か? 1 インテリジェンス・サイクルを学ぶ前に 2 伝統的なインテリジェンス・サイクルのモデル 3 インテリジェンス・サイクルの特徴 第3章 インテリジェンス・サイクルはなぜ生まれたのか? 1 インテリジェンス・サイクルの起源 2 産業化時代、総力戦、そしてインテリジェンス・サイクル
第2部 「情報化時 ……
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北岡元(きたおか はじめ) 前在エストニア日本国大使館特命全権大使 1979年東京大学法学部卒業、同年外務省入省、82年在英国日本国大使館、84年オックスフォード大学国際関係論修士取得(M. Litt. in International Relations)、96年在フィンランド日本国大使館・総括参事官、98年外務省国際情報局国際情報課・課長(現国際情報統括官組織・第一国際情報官)、2003年内閣情報調査室衛星情報センター・管理部総務課長、05年国立情報学研究所・教授、06年拓殖大学大学院・非常勤講師(兼務)、07年政策研究大学院大学・教授、16年在タジキスタン日本国大使館特命全権大使、19年在エストニア日本国大使館特命全権大使、2021年退官。 主要業績に、『インテリジェンス入門――利益を実現する知識の創造』(慶應義塾大学出版会、2003年/第2 版、2009年)、『インテリジェンスの歴史――水晶玉を覗こうとする者たち』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『仕事に役立つインテリジェンス――問題解決のための情報分析入門』(PHP 新書、2008年)、『ビジネス・インテリジェンス――未来を予想するシナリオ分析の技法』(東洋経済新報社、2009年)、『[速習!]ハーバード流インテリジェンス仕事術 問題解決力を高める情報分析のノウハウ』(PHP研究所、2011年)など多数。
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