中国政治を貫く連続性とはなにか
中華人民共和国は、中華民国からどのような面を継承し、またどんな面を継承しなかったのか。 現在の中国という国の統治や制度のありかたを考えるのに重要な示唆をあたえる注目作。
序章 民国期から共和国期への移行――連続と断絶(段 瑞聡) 第1部 国民形成の連続と断絶 第1章 20世紀中国に埋め込まれた政治変動の四層構造――複合的政治プレートの積層性と併存性(西村成雄) 第2章 中国国民党と中国青年党の類似点と相違点――1920年代〜30年代初期における「全民政治」と社会民主主義(衛藤安奈) 第3章 国民と人民のあいだ――知識人とその「市民の主体性」発見の系譜(呉 茂松) 第2部 国家統合の連続と断絶 第4章 中華人民共和国成 ……
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【編著者】 段 瑞聡(だん ずいそう): 慶應義塾大学商学部教授。1967年生まれ、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、博士(法学)。専門分野:中国政治史、日中関係史、蔣介石研究。主要著作:『蔣介石と新生活運動』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『蔣介石の戦時外交と戦後構想1941-1971年』(慶應義塾大学出版会、2021年)、ほか。
【著者】 西村成雄:大阪大学名誉教授 衛藤安奈:東海大学国際学部特任准教授 呉 茂松:慶應義塾大学経済学部准教授 有澤雄毅:(中国)東北大学外国語学院外国籍教師 磯部 靖:慶應義塾大学法学部教授 呉 景平:復旦大学歴史学系名誉教授 林 秀光:慶應義塾大学法学部教授 島田美和:慶應義塾大学法学部准教授
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