不確実な世界を読み解くために、いま何を読むべきか?
ポスト冷戦時代が終わり、大国間競争への回帰が顕著になった今日、 国際安全保障のさまざまなテーマへの関心は広がり、ますます深まっている。
本書は古典的名著からテーマ別の重要書まで123冊をとりあげ、背景・概要とその現代的位置づけを明らかにする。 第一線の専門家たちによる、国際安全保障を理解するための入り口となるブックガイド!!
T 古典(トゥキュディデス『戦史』、クラウゼヴィッツ『戦争論』、マハン『海上権力論集』ほか)
U 国際政治論(モーゲンソー『国際政治』、ウォルツ『国際関係の理論』、ミアシャイマー『大国政治の悲劇』ほか)
V 冷戦と冷戦後(ギャディス『ロング・ピース』、下斗米『アジア冷戦史』、ウォルト『同盟の起源』ほか)
W 外交史・軍事史・思想史・国際法(カー『歴史とは何か』、マゾワー『暗黒の大陸』、クラーク『夢遊病者たち』ほか)
X 国際問題―現状と展望(フレイヴェル『中国の領土紛争』 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
赤木 完爾(あかぎ・かんじ) 慶應義塾大学名誉教授。法学博士。 主要著書:『第二次世界大戦の政治と戦略』(慶應義塾大学出版会、1997年)ほか。
国際安全保障学会 安全保障・軍事防衛問題に関する理論的・実証的な研究を行う目的から1973年防衛学会として設立され、2000年に名称を変更、現在に至る。
|