▼身近でありながら、よく理解されていない「保険」を「学問」するためのスタンダード・テキスト。 ▼基本用語の説明から保険の種類・構造・特性、保険の将来的課題までをわかりやすく解説。 ▼最新の制度・政策動向や、重要性を増すリスクマネジメント論との関係もフォロー。
保険はなぜ生まれたのか? どのように発展してきたのか? 本書は、保険の歴史から保険を支える基礎理論、経済的な性質、金融や市場との関わり、そして企業経営上の課題まで、保険を仕組みと役割を総合的に学ぶためのテキストです。 職業として保険に携わる人から保険学を学ぶ学生、そして「保険に入っているけど、実はよく分かっていない」という方まで、幅広く学べます。

はじめに
第1章 学問としての保険学 1-1 現代社会の発展と保険学の生成 1-2 保険学の体系 1-3 保険学とリスクマネジメント論の関係 1-4 保険学の基本用語 1-5 保険学研究の現代的課題
第2章 保険の歴史 2-1 福澤諭吉と日本の保険業 2-2 海上保険の歴史 2-3 火災保険の歴史 2-4 生命保険の歴史 2-5 資本主義経済と近代的保険 2-6 現代社会の理念と保険制度 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
堀田 一吉(ほった かずよし) 慶應義塾大学商学部教授 島根県松江市生まれ。1984年慶應義塾大学経済学部卒業、1986年同大学大学院商学研究科修士課程修了、1989年同博士課程単位取得後、慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、2002年より現職。 専門分野:保険学、保険政策論、リスクマネジメント論 主要業績: 『現代リスクと保険理論』(東洋経済新報社、2014年)、『保険理論と保険政策――原理と機能』(東洋経済新報社、2003年)、『保険学 補訂版』(共編著、有斐閣、2016年)、『高齢者の交通事故と補償問題』(共編著、慶應義塾大学出版会、2015年)、『民間医療保険の戦略と課題』(編著、勁草書房、2006年)、『保険進化と保険事業』(共編著、慶應義塾大学出版会、2006年)、等。
|