『経営史学』　2022.9（Vol.67 No.2）（p. 53〜p.55）で、書評が掲載されました。評者は平井岳哉氏（獨協大学）です。
『アジア経済』　2022.6（Vol.63 No.2）（p.95〜p.96）で、本書が紹介されました。紹介者は丁 可氏（アジア経済研究所開発研究センター）です。

序章　問題意識と課題（植田浩史）

　第�T部　国際産業集積の形成
　
第1章　国際産業集積“蘇州”の形成と変貌　（伊藤亜聖）　

第2章　中国の日本企業と製造業現地法人（植田浩史）

第3章　蘇州への日本企業の展開（植田浩史）

　第�U部　自動車部品産業

第4章　蘇州の日系企業からみる中国自動車部品産業の発展（三嶋恒平）

第5章　日系自動車部品2次サプライヤの中国進出と生産管理活動（的場竜一）

　第�V部　中小企業と基盤的技術

第6章　中小企業と蘇州　（ ……

※［］内は担当章
【編著者】
植田浩史（うえだ ひろふみ）［序章、第2章、第3章、第6章、コラム］
慶應義塾大学経済学部教授
1960年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学。博士（経済学、東京大学）。大阪市立大学経済研究所助手、講師、助教授、同大学院創造都市研究科助教授、
教授を経て、2006年より現職。主要著作に『戦時期日本の下請工業』（ミネルヴァ書房、2004年）、　『現代日本の中小企業』（岩波書店、2004年）。

三嶋恒平（みしま こうへい）［第4章、終章］
慶應義塾大学経済学部准教授
1977年生まれ。2008年 東北大学大学院経済学研究科博士課程後期修了、博士（経済学、東北大学）。熊本学園大学商学部経営学科講師、准教授を経て2013年より現職。主要著作に『東南アジアのオートバイ産業――日系企業による途上国産業の形成』（ミネルヴァ書房、 2010年）、「専属的な受託生産企業の発生と存続のメカニズム――自動車産業におけるトヨタとトヨタ九州の受託生産関係」（『赤門マネジメント・レビュー』第15巻第2号、2016年）

【執筆者】（執筆順）
伊藤亜聖（いとう あせい）［第1章］
東京大学社会科学研究所准教授
1984年生まれ。博士（経済学、慶應義塾大学）。主要著作に『現代中国の産業集積――「世界の工場」とボトムアップ型経済発展』（名古屋大学出版会、2015年）、The Asian Economy: Contemporary issues and challenges （共編著、Routledge、2020年）。『デジタル化する新興国――先進国を超えるか、監視社会の到来か』（中公新書、2020年）。

的場竜一（まとば りゅういち）［第5章］
大阪市立大学商学部特任講師
1988年生まれ。2012年愛媛大学法文学部卒、2020年大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了、博士（商学、大阪市立大学）。2020年より現職。主要著作に「中国における日系サプライヤーの現地調達化とその課題」（大阪市立大学経営学会『経営研究』第68巻第4号、2018年）、「日系2次サプライヤーの中国戦略と環境変化適応」（『アジア経営研究』第25号、2019年）。

田口直樹（たぐち なおき）［第7章、コラム］
大阪市立大学大学院経営学研究科教授
1968年生まれ。1992年立命館大学経済学部卒、1998年大阪市立大学大学院後期博士課程単位取得退学、（博士、大阪市立大学）。1998年より金沢大学経済学部専任講師・助教授、2005年より大阪市立大学大学院経営学研究科准教授を経て2011年より現職。主要著作に『産業技術競争力と金型産業』（ミネルヴァ書房、2011年）、『環境統合型生産システムと地域創生』（編著、文眞堂、2019年）。

田中幹大（たなか みきひろ）［第8章］
立命館大学経営学部教授
1976年生まれ。2000年立命館大学経済学部卒、2006年大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学、博士（商学、大阪市立大学）。小樽商科大学商学部准教授、摂南大学経済学部准教授、立命館大学経営学部准教授を経て2017年より現職。主要著作に「中小機械金属工業と機械工業の『シフト』（1）（2）」（『立命館経営学』第56巻第2号・第3号、2017年）、「中小企業の事業承継問題と産業集積・サプライチェーン」（共著、『商工金融』第69巻第9号、2019年）。