新興大国インドの行動原理
独自リアリズム外交のゆくえ
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――戦略的自律というDNA――
日本にとって「重要だが理解できない国」インド。
中国が存在感を増すなかで、アジアの一大パワーを狙う、 インド外交の見えざる行動様式をあぶりだす。


『国際安全保障』 第49巻3号(2021年12月)(p.116〜p.119)に書評が掲載されました。評者は長尾賢氏(ハドソン研究所 研究員)です。
南アジア研究(日本南アジア学会) 第32号(2020年)(p.120〜p.126)に書評が掲載されました。評者は伊豆山真理氏(防衛研究所)です。
アジア経済研究所『アジア経済』 Vol.62, No.2(2021年6月)(p.90〜p.94)に書評が掲載されました。評者は佐藤宏氏(南アジア研究者)です。

はじめに 「理解できない国」としてのインド 第1章 理想主義から現実主義への転換か? 第2章 DNAとしての戦略文化 第3章 外交政策を制約する構造はなにか 第4章 インドのおもな対外関係――直面する課題 おわりに モディはインド外交を変えたのか?
あとがき 参照文献一覧 索引
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
伊藤 融(いとう とおる) 防衛大学校人文社会科学群国際関係学科准教授。1969年生まれ。 中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程後期単位取得退学、法学修士。 在インド日本国大使館専門調査員、島根大学法文学部准教授等を経て2009年から現職。 専門領域:国際政治学、インドを中心とした南アジアの外交・安全保障 主要業績: 『軍事大国化するインド』(共著、亜紀書房、2010年) 『現代南アジアの政治』(共著、放送大学教育振興会ト、2012年) Eurasia's Regional Powers Compared: China, India, Russia(共著, Routledge, 2015) 『現代日印関係入門』(共著、東京大学出版会、2017年)
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