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漂泊のアーレント 戦場のヨナス

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四六判/並製/368頁
初版年月日:2020/07/15
ISBN:978-4-7664-2678-6
(4-7664-2678-9)
Cコード:C0010
定価 2,200円(本体 2,000円)
漂泊のアーレント 戦場のヨナス
ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路
書評 目次 著者略歴

▼二〇世紀の破局を二人はどう生き、そこに何を見たのか。
「二一世紀の全体主義」に警鐘を鳴らす友情の記録。

政治の意味を問い続けたハンナ・アーレントと、
未来への責任を基礎づけたハンス・ヨナス。
盟友として、ユダヤ人として、思想家としてナチズムに対峙し、
ともに二〇世紀を駆け抜けた。
二人は、時代が課した過酷な宿命に向かい合い、
その破局に対して、それぞれの仕方で、答えを模索し続けた。
その二人の思想は「出生」という概念において、閃光のように交錯する。
アーレントとヨナスの人生と思索の軌跡を追い、
二一世紀を歩むわれわれへの問いかけを探る。


【「アーレントの葬儀におけるヨナスの弔辞」第6章より】
僕たちは、別々の場所に長く引き裂かれ、
善悪の判断が嵐に曝されたように崩壊していく世界を、切り抜けてきた。
重要なことは何で、そうではないことは何なのか、
本当に価値があることは何なのか、
恐怖すべきことは何なのか、
軽蔑すべきことは何なのか、
そういうことに対して僕たちは同じ気持ちを抱いていた。
それだけはいつも確かだったね。

書評

下野新聞 2020年11月15日読書面(17面)に書評が掲載されました。評者は中山元氏(哲学者)です。
図書新聞 第3471号(2020年11月14日)4面に、書評が掲載されました。評者は田中智輝氏(山口大学教育学部講師)です。
京都新聞 2020年10月18日読書面(10面)に書評が掲載されました。評者は中山元氏(哲学者)です。

目次

凡例・文献略号一覧

プロローグ 二〇世紀の破局を超えて
 アーレントとヨナス
 漂泊と戦場
 二人の交錯点――「出生」
 本書の構成


第1章 友情と恋愛のあいだ――誕生から出会いまで 1903〜1933

 アーレント 〇〜二七歳
  幼年期と少女時代
  ユダヤ人としての自覚
  ヨナスとの出会い
  博士論文「アウグスティヌスの愛の概念」
  ナチ前夜の結婚

 ヨナス 〇〜三〇歳
  ヨナスの出生
  読書の世界へ
  シオニズムへの夢
  ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

戸谷洋志(とや・ひろし)
1988 年生まれ。哲学専攻。現在、大阪大学特任助教。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。単著に『Jポップで考える哲学――自分を問い直すための15曲』(講談社、2016年)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版、2018年)、共著に『棋士と哲学者――僕らの哲学的対話』(イーストプレス、2018年)がある。

百木 漠(ももき・ばく)
1982 年生まれ。社会思想史専攻。現在、立命館大学専門研究員。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。単著に『アーレントのマルクス――労働と全体主義』(人文書院、2018年)、共著に『現代社会理論の変貌――せめぎあう公共圏』(日暮雅夫・尾場瀬一郎・市井吉興編、ミネルヴァ書房、2016年)、『大学生のための社会学入門』(篠原清夫・栗田真樹編、晃洋書房、2016年)、『生きる場からの哲学入門』(大阪哲学学校編、新泉社、2019年)がある。

定価2,200円 (本体:2,000円)
在庫あり

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