イスラーム法の子ども観
ジェンダーの視点でみる子育てと家族
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『アジア経済』 2022.6(p.74〜p.77)に書評が掲載されました。評者は服部美奈氏(名古屋大学大学院教育発達科学研究教授)です。
『イスラーム世界研究』 第14巻(2021年3月)(p.370〜p.373)に書評が掲載されました。評者は森田豊子氏(鹿児島大学グローバルセンター特任准教授)です。 本文はこちら
『アジア教育』 第14巻(2020年11月)(p.95〜p.99)に書評が掲載されました。評者は中田有紀氏(東洋大学アジア文化研究所)です。
序論 1 法学書を子ども観から読み解く――本書の目的 2 本書の特徴と意義 3 イスラーム法学書の歴史と概要
第一章 人間の成長段階と法的能力 1 イスラーム法における子どもの概念 2 身体的成熟と法的能力の変化 3 弁識能力という指標 4 未成年者としての「子ども」と法的能力
第二章 父の権限と子への義務 1 実子の確定 2 子の宗教と新生児儀礼 3 父子相互の権利と義務 4 父は子に対して絶対の権限をもつのか 5 父という存在の考察
第三章 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
小野 仁美(おの ひとみ) 東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。博士(文学)。元在チュニジア日本国大使館専門調査員。現在は、東京大学大学院人文社会系研究科研究員、立教大学、多摩美術大学、神奈川大学、非常勤講師。専門は、イスラーム法、チュニジア地域研究。 主な業績:「古典イスラーム法の結婚と離婚」森田豊子・小野仁美編著『結婚と離婚(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ1)』(明石書店, 2019年)、「『家族』概念と近代的ジェンダー規範──イブン・アーシュールの著作を通して」(『ジェンダー研究』21, 2019年)、「現代チュニジアにおけるシャリーアと女性――ラーシド・ガンヌーシーのイスラーム的女性解放論」(『イスラム世界』83, 2015年)、「『法学者間の学説相違の書』――イスラーム法の規範と柔軟性」柳橋博之編著『イスラーム 知の遺産』(東京大学出版会, 2014年)。
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