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空海『三教指帰』

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四六判/上製/224頁
初版年月日:2022/04/25
ISBN:978-4-7664-2561-1
(4-7664-2561-8)
Cコード:C0300
定価 2,640円(本体 2,400円)

空海『三教指帰』
桓武天皇への必死の諫言(かんげん)
書評 目次 著者略歴

▼空海が命を賭した書――。

官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、
儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する
「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。

本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、
『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。

稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと
古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。

両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?

書評

『月刊住職』 2022年7月号(p.188)「仏書 厳選18冊・Book Review」で、本書が紹介されました。
『週刊文春』 2022年6月23日号「文春図書館推薦」で、本書が紹介されました。
『芸術新潮』 2022年6月号(p.115)「RECOMMEND・編集部のおすすめ!」で、本書が紹介されました。

目次

プロローグ──ふんまんの書──
       
第1章 空海の決意──天皇への忠と祖先への孝
 1 空海とは誰か──これまでのイメージ
 2 来歴──誰に向けて書かれたか
 3 時代背景
 4 空海の時代の儒・道・仏

第2章 『ろうしい帰 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

藤井 淳(ふじい じゅん)
駒澤大学仏教学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。主著に『空海の思想的展開の研究』(トランスビュー、2008年)、編著に『最澄・空海将来『三教不斉論』の研究』(国書刊行会、2016年)、『古典解釈の東アジア的展開――宗教文献を中心として』(京都大学人文科学研究所、2017年)がある。プリンストン大学宗教研究所客員研究員、フンボルト・フェロー(ハイデルベルク大学)。

定価2,640円 (本体:2,400円)
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