大切な乳幼児期の発達を促すために 長年、視覚障害に関わる医療や教育に携わってきた著者たちが、 支援や指導の基本、保護者支援の具体的な方法と配慮の仕方を伝えます。
▼視覚障害をもつ乳幼児の指導とその保護者支援に関する解説書。 ▼盲学校のベテラン教員や小児科医が、長年の活動と研究をもとに執筆。
近年、就学児童を対象とした特別支援教育は国主導で整いつつある一方、未就学児(乳幼児)対象の特別支援教育はいまだ十分とは言えない。本書は、視覚障害のある乳幼児への指導の工夫を指導教員に啓蒙し、保護者に対しては子育ての指針を示した待望の解説書。
推薦のことば 香川邦生 刊行にあたって 猪平眞理
第1章 視覚の仕組みと乳幼児の視覚障害 第1節 乳幼児の視覚の発達と視覚障害 柿澤敏文 第2節 小児の眼の疾患――病態と留意点 富田 香 第2章 乳幼児期の発達の特性と支援の基本 第1節 視覚障害のある乳幼児の早期の支援と育児(0〜2歳頃) 猪平眞理 第2節 視覚障害のある幼児の指導の基本(3歳頃〜就学前) 猪平眞理
第3章 早期からの保護者支援 第1節 視覚特別支援学校(盲学校)の育 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編著者】 猪平眞理(いのひら まり) 全国視覚障害早期教育研究会会長。宮城教育大学名誉教授。 1947年鳥取市で出生。お茶の水女子大学家政学部児童学科卒業。 筑波大学附属盲学校教諭、宮城教育大学教育学部教授などを経て現職。 著書等に『特別支援教育への招待』(共著、教育出版、2005年)、『特別支援教育支援員ハンドブック』(共著、日本文化科学社、2010年)、ビデオシリーズ『視覚障害乳幼児の支援 第1〜4集』(監修、全国視覚障害早期教育研究会、2005〜2013年)、『五訂版 視覚障害教育に携わる方のために』(共著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『キーワードで学ぶ障害児保育入門〈第2版〉』(共著、教育情報出版、2017年)ほか多数。
【著者】(50音順) 荒木 良子 福井大学教職大学院准教授(元盲学校教諭) 今井理知子 元大阪市立盲学校教諭 岩倉 倶子 元東京都立盲学校教諭 岩本 真抄 三重県立特別支援学校教諭(元盲学校) 柿澤 敏文 筑波大学人間系教授、同大学附属視覚特別支援学校長 楠田 徹郎 東京都教育庁(元盲学校教諭) 坂本由起子 秋田県立栗田支援学校教諭(元盲学校) ア山 麻理 和歌山県立和歌山盲学校教諭 杉山利恵子 元千葉盲学校教諭 橋 里子 福島県立視覚支援学校教諭 橋 奈美 群馬県立聾学校教諭(元盲学校) 高見 節子 元筑波大学附属視覚特別支援学校教諭 千木良あき子 千木良デンタルクリニック(宮城県白石市)副院長、昭和大学歯学部兼任講師、歯科医師 富田 香 平和眼科(東京・池袋)院長、眼科医師 中野 由紀 川越市立小学校教諭(元盲学校) 中村 素子 秋田県教育委員会(元盲学校教諭) 馬場 教子 児童発達支援事業非常勤講師(元東村山市幼児相談室長) 久田まり子 元静岡県立静岡視覚特別支援学校教諭 森 栄子 千葉県立特別支援学校教諭(元盲学校) 山口 慶子 宮城県立こども病院眼科医師、東北文化学園大学医療福祉学部教授 吉野由美子 視覚障害リハビリテーション協会長(元高知女子大学准教授)
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