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正規の世界・非正規の世界

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A5判/上製/456頁
初版年月日:2017/11/15
ISBN:978-4-7664-2482-9
(4-7664-2482-4)
Cコード:C3033
定価 5,280円(本体 4,800円)

正規の世界・非正規の世界
――現代日本労働経済学の基本問題
書評 目次 著者略歴



2018年「ベスト経済書」(週刊ダイヤモンド)で、第4位になりました。
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2018年度「労働関係図書優秀賞」
(労働政策研究・研修機構) 受賞!
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第58回(2017年度)エコノミスト賞 受賞!
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令和2年度(第110回)日本学士院賞を受賞しました。
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本書の著者が2021年度「日本経済学会・石川賞」を受賞されました。
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働き方改革の根底に潜む問題を壮大なスケールで展望!

労使自治は“桎梏”か“根幹”か? 著者は現代の労働市場で最も顕著な問題を「正規の世界と非正規の世界の不釣合いな関係」と捉え、
富国強兵からシャッター商店街に至る1世紀余りを労働経済学・数量経済史・法と経済学など多彩なアプローチ・分析手法を用いて概観。
現在から未来へとつながるわが国の働き方のトレンドを展望する渾身の力作!
▼私たちは、日々働いている自分たちの労働市場の全体像について、実はあまりよくわかっていないのではないだろうか? この前提からスタートして、現状をより深く理解するために、戦前からの歴史的経緯、ビッグデータを用いた数量分析、「 法と経済学」の視点など、多彩なアプローチを用い壮大なスケールで描き出す!
▼著者はいま数多く存在する労働市場の問題の中で、特に「正規労働と非正規労働の不釣合いな関係」に着目し、その要因、格差の存在、二極化する仕事、自営業の衰退など、まさにわれわれが日々直面している問題の解明に正面から取り組んでいる。次世代の労働経済学界の中心的存在の一人である著者、初の単著!

現代日本の労働市場の姿を個別のトピックだけでなく、“全体”として捉えるべく「正規・非正規の関連」を機軸に@日本的雇用慣行成立に至る歴史的経緯、A政府統計等のビッグデータを用いた数量経済史的手法からの分析、B労働法や雇用関係法等「法と経済学」からの視点、といった多彩なアプローチを展開。個人による仕事とは思えない幅広いスケールで、現在の労働市場を描き出す意欲作!

書評

経営史学 Vol.56 No.1(2021年6月)「書評」(p.64-67)に書評が掲載されました。評者は金子良事氏(阪南大学)です。
季刊・労働者の権利 2019・1 WINTER Vol.329(p.101〜p.102)に書評が掲載されました。評者は木太郎氏(弁護士)です。
週刊ダイヤモンド 2018/12/29・2019/1/5 新年合併号(p.233・p.237)「2018年ベスト経済書」で、第4位になりました。評者は米山秀隆氏(富士通総研主席研究員)他です。

目次

序 章:本書の目的と構成

 第T部:制度の慣性

第1章:戦前日本の労働市場への政府の介入
第2章:日本的雇用慣行への展開

 第U部:正規の世界、非正規の世界

第3章: 正規の世界
第4章:非正規の世界
第5章:世界の掟― “不釣り合い” の要因

 第V部:変化の方向?――現代の労働市場を取り巻く諸側面

第6章:賃金格差――二極化する賃金
第7章:二極化する仕事――ジョブ、スキル、タスク
第8章:自営業はなぜ衰退したのか
第9章:存在感を増す「第三者 ……

著者略歴 著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

神林 龍(かんばやし・りょう)
1972年生まれ。1994年、東京大学経済学部卒業、2000年、同大大学院経済学研究科博士課程修了。
東京都立大学助教授、一橋大学経済研究所准教授などを経て
現在、一橋大学経済研究所教授、博士(経済学)。
この間、スタンフォード大学客員研究員、イェール大学客員研究員、OECDコンサルタント等を歴任。

主な業績
『解雇規制の法と経済』(編)日本評論社、2008年
『雇用社会の法と経済』(共編)有斐閣、2008年
『日本の外国人労働力』(共著)日本経済新聞出版社、2009年
ほか多数。

定価5,280円 (本体:4,800円)
在庫あり

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