言語のアヴァンギャルドをひた走る吉増剛造 自選エッセイ・コレクション第2巻 〈旅〉
毎日新聞 2016年8月14日読書面(12面)に書評が掲載されました。評者はで持田叙子さんです! 「私たちの習慣や惰性に鮮やかに傷をつけ、美しい牙で噛みつくことば」。
現代詩手帖 2016年7月号、「特集 吉増剛造、未知の表現へ」に「詩のポイエーシス論を「建築論」三書として読む 『GOZOノート』(全三巻)」として前田富士男氏に書評いただきました。
北海道新聞 【東京国立近代美術館で「吉増剛造展」声、作品でたどる全身詩人像】2016年6月20日夕刊内でご紹介いただきました。
「ニューヨークの郊外電車の笛がどこか向うで響いた。 そのほかは静かであった。」 (ロスアンジェルスの)土間に坐っていた 阿佐ヶ谷の谷川さんの家へ 遊ぶ 天草から島原へ アメリカ幻想紀行 アメリカは遠い国だ イイヨシさんの鍵 石狩、i 町 (伊勢参り) 一歩外に歩み出す時 いまでも世田谷迷路という インドにはじめて 裏日本へ 沖縄の巨樹 小田急に乗って何処へゆく? 小樽、オタルナイ 航海日誌 コドク 三陸沖 三陸沖に海上風警報が出ています ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
吉増剛造(YOSHIMASU Gozo) 1939年生まれ。詩人。慶應義塾大学文学部国文科卒業。 1964年に第一詩集『出発』(新芸術社)を刊行。以降、絶えず現代詩の最前線を切り拓く詩作品を発表するとともに、詩の朗読を伴うパフォーマンスを世界各地で行う。主な詩集に『黄金詩篇』(思潮社)、『熱風 a thousand steps』(中央公論社)、『オシリス、石ノ神』(思潮社)、『螺旋歌』(河出書房新社)、『花火の家の入口で』(青土社)、『表紙 omote-gami』(思潮社)、『怪物君』(みすず書房)など。他に、映像作品『キセキ―gozoCiné 』(オシリス)、『詩学講義 無限のエコー』(慶應義塾大学出版会)、『我が詩的自伝』(講談社現代新書)がある。2015年日本芸術院賞・恩賜賞。
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