実証分析の中心である回帰分析を軸に最短での理解を目指すテキスト。
▼社会事象の分析ツールや経済理論モデルの基礎として重要な統計学を、最短距離で使えるようになるための中級教科書。 ▼基本概念を要領よくまとめ、きめ細かな例題を繰り返しながら、実証分析の中心である回帰分析を最短で理解できるようになることを目指している。多くの教科書では最後に置かれることの多い回帰分析を、必要最小限の基礎を積み重ねた上でまず学び、その後、そこまでに扱わなかった重要項目を加えて学んでいく構成になっている。 ▼新聞記事からの引用を例題に使いながら、ある概念が、どんな事象のどんなデータを得るために必要なのかを丁寧に段階を踏んで解説する。 ▼各章附録では、Excelを例に、表計算ソフトの使い方も概説。また、巻末には、練習問題の懇切丁寧な解説付き。 ▼第2版では、社会におけるデータ分析の重要性の増加を考慮し、貧困率やポートフォリオなどの項目の追加、エクセルに関する解説の対象の拡張、練習問題の更新などを行った。
▶ 初学者向けに数式の解説を充実させた第3版が刊行されました。
はじめに
第1章 データを記述する数値的尺度 第1節 中心の尺度 第2節 散らばりの尺度 第3節 [発展項目]偏差平方和の持つ性質の活用 第4節 貧困率(poverty rate) 第5節 リスク(risk)とリターン(return)の関係 練習問題 ◆第1章付録
第2章 データを記述する図 第1節 度数分布表 第2節 柱状図(ヒストグラム) 第3節 階級幅が異なる場合の柱状図 練習問題 ◆第2章付録
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著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
秋山 裕(あきやま ゆたか) 慶應義塾大学経済学部准教授 1985年3月慶應義塾大学経済学部卒業、1987年4月慶應義塾大学経済学部助手、1994年3月慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学、1994年4月慶應義塾大学経済学部専任講師、1996年4月慶應義塾大学経済学部助教授、2007年4月より現職。 専攻は、経済発展論、計量経済学。 主な著書に『経済発展論入門』(東洋経済新報社)、『「輸出入関数」計量経済分析シリーズ第2巻 応用計量経済学T』(共著、多賀出版)、『Rによる計量経済学』(オーム社)、翻訳書として、世界銀行編『世界経済・社会統計2012』(柊風舎)など。
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