面白い概論。 グローバルコミュニケーションとテクノロジーの進化で読み解く新しい英語学
▼「ことば」は生き物! 難しくない英語学の概論書。 変化をとげる世界と英語を追いかける。
いまや世界中で使用されるようになった英語は、グローバル化やテクノロジーの発展とともに日々変化を遂げている。本書は、アングロ・サクソンの民族語としての英語という歴史を踏まえつつ、日本語との対照などを通じて、現代までの英語学のエッセンスを網羅的におさえ、社会言語学者という著者ならではの視点からの英語学も紹介している。
はじめに
第1章 英語と英語学の背景 1-1 2つの「英語学」 1-2 本書の特徴 1-3 「説明の学問」としての英語学、言語学 1-4 本書の概要 参考文献・練習問題
第2章 英語の変遷 2-1 インド・ヨーロッパ祖語の「発見」と英語の歴史区分 2-2 古英語 2-3 中英語 2-4 近代英語 2-5 初期近代英語 2-6 後期近代英語 2-7 現代英語 参考文献・練習問題 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
井上逸兵(いのうえ いっぺい) 慶應義塾大学法学部・文学部卒、同大学大学院文学研究科修士課程修了、文学博士(慶應義塾大学)。富山大学講師、同大学助教授、信州大学助教授、慶應義塾大学法学部教授を経て、現在同大学文学部教授。 専門は社会言語学、英語学。 主要著書:『バカに見えるビジネス語』(青春新書インテリジェンス、2013年)、『世界の英語と社会言語学 ―― 多様な英語でコミュニケーションする』(ヤムナ・カチュルー、ラリー・E・スミス著)(共訳、慶應義塾大学出版会、2013年)、『くらべてわかる英文法』(共著、くろしお出版、2012年)、『サバイバルイングリッシュ』(幻冬舎エデュケーション、2011年)、『ことばの意味と使用 ―― 日英語のダイナミズム』(共著、鳳書房、2010年)、『ことばの生態系 ―― コミュニケーションは何でできているか』(慶應義塾大学出版会、2005年)、Advances in Discourse Approaches (共著、Cambridge Scholars Publishing, 2009)、『応用言語学事典』(共著、研究社、2003年)など。
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