備えるBCMから使えるBCMへ
持続的な企業価値の創造に向けて
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レジリエンス(迅速かつしなやかな回復力)の強化に向けて、いざというときに使えるBCM(事業継続マネジメント)を構築する。 ▼東日本大震災によりますますその重要性が高まるBCM。従来の災害対策をBCMへと進化させるためには、何が必要なのだろうか? ▼内閣の防災検討メンバーによる最新の調査・研究成果と、セブン&アイ・ホールディングスなど、先駆的企業のBCM担当者による最先端の実践手法を紹介。 ▼本書は、最新の理論と実践を分かりやすく解説し、これからBCMに取り組もう、従来のBCMを見直そう、そして新たな企業価値を創造しようという方にとって必読の1冊!

はじめに 執筆者紹介
第1章 BCMの意義と課題 1 BCMとは 2 BCMの必要性と効果 3 想定外のリスクへの備え 4 想定可能なリスクごとの課題 5 対応策の課題 6 業種ごとの課題 7 BCMの継続的な改善
第2章 サプライチェーンとBCMの国際標準化 1 サプライチェーン・リスクの概要と背景 2 企業間連携と官民連携の重要性 3 地域型BCM――都市部のロジスティクス機能 4 評価基準の国際的動向 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】 安井 肇(やすい はじめ) あらた監査法人あらた基礎研究所所長(第4章・第5章インタビュー) 1975年東京大学法学部卒業、同年日本銀行入行、2003年中央青山監査法人入所、2006年あらた監査法人へ移籍、2007年より現職。 主要著作に『金融機関のリスク管理と自己資本』(共著、有斐閣、1989年)、「コンプライアンス――リスク管理の一部として能動的な管理体制を」『週刊金融財政事情』(2562号、2003年)、「金融機関監督に組込まれるCOSO内部統制フレームワーク」(同2685号、2005年)、「持続的な価値創造に資する統合報告への挑戦とその意義」『一橋ビジネスレビュー』(共著、60巻1号、2012年)、「国際統合報告フレームワーク協議案について」『企業会計』(Vol.65、No.7、2013年)ほか多数。
あらた基礎研究所
【執筆者】(執筆順) 大林 厚臣(おおばやし あつおみ) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授(第1章)
渡辺 研司(わたなべ けんじ) 名古屋工業大学大学院社会工学専攻教授/リスクマネジメントセンター防災安全部門長(第2章)
加賀谷 哲之(かがや てつゆき) 一橋大学大学院商学研究科准教授(第3章)
成田 庄二(なりた しょうじ) 株式会社セブン&アイ・ホールディングス総務部グループ渉外シニアオフィサー(第4章)
𠮷野 太郎(よしの たろう) 東京ガス株式会社総合企画部経営管理グループ担当副部長(第5章)
荒井 英夫(あらい ひでお) あらた監査法人リスク管理・コンプライアンス室シニアマネージャー(第6章)
丹羽 一晃(にわ かずあき) あらた監査法人リスク・アシュアランス部シニアマネージャー(第6章)
辻 信行(つじ のぶゆき) あらた監査法人リスク・アシュアランス部シニアマネージャー(第6章)
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