大学図書館員が教える役立つ資料の探し方
資料検索について大学生に授業を行ってきた大学図書館員が、レポートや論文執筆を行う際に、役立つ情報をどのように調べたらよいかをまとめたものです。 自分が書こうとするテーマや考えを固めるために必要な資料(根拠や証拠)を検索し、それらを入手するまでの「検索スキル」を身につけてもらうための入門書です。
●「学習実用書」に関する情報はこちら
はじめに
第1章 レポート・論文を書く 1. レポートや論文はどのような文章なのか 2. レポート・論文を書くためのプロセス 3. 引用の仕方と参考文献の書き方
第2章 情報の種類と評価 1. 情報の生産と流通 2. 情報の評価 3. 情報を批判的に読む
第3章 資料検索の実際――「問い」を立てるまでの情報検索 1. 論文のテーマを決めるまで 2. 「〜について」書かれた「図書」を探す 3. 蔵書目 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
市古みどり(いちこ・みどり) [第3、5章、附録執筆] 慶應義塾大学日吉メディアセンター事務長。慶應義塾大学文学研究科図書館・情報学専攻後期博士課程単位取得退学。医学情報センター(現信濃町メディアセンター)におけるレファレンス担当をスタートに、情報リテラシー教育に携わる。その後、信濃町および理工学メディアセンター事務長を経て現在に至る。日吉メディアセンターでは、「KITIE」や「PATH」のプロジェクトのリーダーを務め、2004年から2012年まで、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開講されている「資料検索法」を担当した。
上岡真紀子(うえおか・まきこ) [第1、2章執筆] 帝京大学総合教育センター講師。慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒業。同大学文学研究科図書館・情報学専攻後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学日吉メディアセンター勤務時に情報リテラシー教育に出会い、各種セミナーや授業を担当するかたわら、情報リテラシーのためのウェブチュートリアル「KITIE」および、アニメーション教材「PATH」を開発。2010年から2012年まで、慶應義塾高等学校図書室担当として、教科「情報」や卒業研究の支援にたずさわる。
保坂睦(ほさか・むつみ) [第4章執筆] 慶應義塾大学メディアセンター本部勤務。慶應義塾大学文学部史学科、同学部図書館・情報学科卒業。2004年から2011年まで、慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンター・レファレンス担当として勤務し、同キャンパスが開講する授業「資料検索法」の講義を一部担当した。現在、慶應義塾大学メディアセンター本部/国立情報学研究所で電子資源契約に関する業務に従事する。大学図書館における電子資源のあり方を模索中。
|