学際複合領域研究の新たなスタイルを提示する。 相互浸透の臨界点を探る、研究の新しいかたち、SFCの“コラボレーション”。 学際複合領域研究の先駆者、SFCという「現場」で起こった、 個々の研究領域の融合と、そこから示された鮮やかな未来的ビジョンとは? コラボレー ション研究を促進する「3層串刺しモデル」とは? 答えはすべて本書の中に!


はじめに 徳田英幸 SFCの風景
1章 コラボレーションから生まれる未来研究 Case No.1「moi」「COLORS」都市環境におけるメディアデザイン Case No.2「Airy Notes」自然環境の視覚化と分析 Case No.3「VNCS」医療環境を拡張するネットワークシステム形成 Case No.4「IS2」教育環境を革新する知識の共有と創発
2章 未来を創る3層研究 □「人にやさしい情報環境の構築」次世代インフラ基盤グループ 次世代情報 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
【編者】 徳田英幸 TOKUDA Hideyuki 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長兼環境情報学部教授。同大学院工学研究科修了。ウォータールー大学Ph.D.。カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授などを経て現職。ユビキタス環境を実現するためのシステム技術、ソフトウェアの研究・開発などに携わる。著書に『ディジタルメディア革命 21世紀の人間/社会/教育』(共著、慶應義塾大学出版会、1998)などがある。1952年生まれ。
村井 純 MURAI Jun 慶應義塾常任理事・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員兼環境情報学部教授。同大学院理工学研究科博士課程終了。慶應義塾大学博士(工学)。東京大学大型計算機センター助手などを経て現職。コンピュータコミュニケーション、オペレーティングシステムの研究・開発などに携わる。著書に『インターネット』(岩波書店、1995)などがある。WIDEプロジェクト代表。1955年生まれ。
千代倉弘明 CHIYOKURA Hiroaki 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員兼環境情報学部教授。同大工学部卒業。東京大学博士(工学)。株式会社リコーなどを経て現職。Computer Aided Design、コンピュータグラフィックス、医学におけるCGの応用に関する研究に携わる。著書に『グラフィックス機能論 3-Dモデリング入門』(産業図書、1994)などがある。ラティス・テクノロジー株式会社取締役会長。1954年生まれ。
金子郁容 KANEKO Ikuyo 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授兼総合政策学部教授。同大工学部卒業。スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学計算機学科準教授、一橋大学教授などを経て現職。情報論、ネットワーク論、意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る。著書に『ボランティア』(岩波書店、1992)『コミュニティ・ソリューション』(岩波書店、1999)など多数。1948年生まれ。
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