中国の「今」を、その歴史を通 して理解できる本です。古代から現代までの中国の歴史を、見開き2頁で1話完結、(18話×4章)で、年代にそってコンパクトに解説。 ビジュアルな史料を多数掲載の親しみやすい紙面 作りです。 知っているようで知らない、中国の「今」を読み解くキーワードを1話に1つ、欄外コラムで解説。
第一章 伝統中国の形成
古代文明の発生から説き起こし、現代中国の連なる伝統中国(中国的なるもの)を形成する過程で築かれた文明の特徴について考える。
第二章 伝統中国の成熟
伝統中国を継承し、政治・経済・文化においてかつてない繁栄を極めた明清時代の十八世紀を頂点とした爛熟期とその特徴を概観する。
第三章 伝統中国の変容
伝統中国がウェスタン・イムパクトとの出会いによって変容を余儀なくされ、「近代」のあるべき姿を求めて試行 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
1950年、滋賀県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。山口大学人文学部助教授を経て慶應義塾大学文学部助教授、1996年4月同大学文学部教授。明清社会経済史、中国近代史専攻。
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