結婚に際しては夫婦の姓の一文字ずつを取って新苗字を創るべきであるなど、日常生活に根ざした身近な例から、大胆かつ斬新に新時代の女性のあり方を説く。「男子も亦この書を読むべし」として封建的規範に縛られた男性の意識改革をもうながし、敬と愛に支えられ、各々が独立した男女・家族関係であるべきであると主張した、現代的課題にも直結する、先進性あふれる福澤諭吉の女性論集。
Solution × Mobile 2008年SUMMER 「仕事脳を刺激する本」(30頁)で紹介されました。
中津留別の書 日本婦人論 日本婦人論 後編 男女交際論 男女交際余論 日本男子論 福澤先生浮世談 女大学評論 新女大学 婦人肥満之説 女子教育の事に付某氏に答 参考書簡 九鬼隆義宛書簡 荘田平五郎夫人宛書簡
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西澤直子 1961年生まれ、1986年慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、慶應義塾福澤研究センター研究員(教員系嘱託)。同センターで資料調査、整理およびレファレンス業務を担当。『福澤諭吉書簡集』(全9巻、岩波書店、2001〜2003)編集委員。
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