多国間交渉の理論と応用
国際合意形成へのアプローチ
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グローバリゼーションの進展により拡大・複雑化する経済交渉の意志決定過程を体系化。 2 つの具体事例(ガット・ウルグアイラウンド交渉、EC単一欧州議定書交渉)を取り上げ、これまで議論が希薄であった「多国間交渉の過程」を理論的に解明。交渉実務者にも役立つ。

原書まえがき 監訳者まえがき
第T部 序説 第1章 序論―多国間交渉の複雑性 第2章 実務からの教訓―開かれた過程による開かれた盟約
第U部 多国間交渉の基礎理論と事例分析 第3章 意志決定理論―戦略的代替案と結果のトレードオフの分析 第4章 ゲーム理論―プレーヤー、意志決定、合意形成に焦点をあてて 第5章 組織理論―構造、文化、手続きの相互作用と交渉過程 第6章 小集団理論―グループ・プロセスを通ずるコンセンサス形成 第7章 連合理論 ……
著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。
[編著者] I.W.ザートマン (I.William Zartman) ジョンズホプキンス大学の Nitze School of Advanced International Studies (SAIS) 教授。ワシントン交渉研究グループ (WIN) の組織者であり、U.S.平和研究所の特別フェローでもある。
[監訳者] 碓氷 尊(うすい みこと) 1930年生まれ。筑波大学教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授を経て、現在、淑徳大学国際コミュニケーション学部教授。国際連合大学高等研究所兼任教授。専攻は国際政治経済関係、国際開発政策。
[訳者] 熊谷 聡(くまがい さとる) 1971年生まれ。日本貿易振興会アジア経済研究所勤務。専攻はマレーシア経済。
蟹江憲史(かにえ のりちか) 1969年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在学、国際連合大学高等研究所勤務。先行は国際政治学、環境政治学。
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